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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 1

辺境の小国ハリマジにある巨大ダンジョン『愚者の迷宮』。
そこの魔物たちの救世主として魔物の禁忌を侵して作られたオレ、ラグはその存在を良しとしない魔王反対派の連中と戦いながらその勢力(精力?)を着実に伸ばしていた。
まぁ、オレは自分が平和に暮らしていける居場所がほしかっただけなんだけども。
戦いに次ぐ戦いの末、オレは反対派のトップの1人、テス将軍を打ち破り、彼女を味方として取り込むことに成功した。
しかしその裏では魔王復活を願っていたはずの魔王代行カグラにそれ以外の怪しい思惑が浮上し始める。
トップのテスを倒されたことで、反対派のキュリエル将軍も何やら動きを見せ始め・・・?
人間と戦う前から、何やらさまざまな思惑が交差するこの愚者の迷宮。
オレは無事、彼女らの思惑から逃れ、自由を勝ち取ることができるのであろうか?

――――

「んちゅ・・・。ンっ、ぷあっ・・・♪」
「・・・なるほど。変だ変だとは思っていたが、やっぱり何かオレの誕生には何か裏があるようだな」

オレは股間からの心地よい感覚に身を任せながら、場違いなセリフをつぶやいた。
オレのまわりでは看護をしていた小鬼娘やミミたちが、オレのモノを舐めしゃぶったり胸板に舌を這わせていたりと思い思いに奉仕していた。
看護しているうちにガマンできなくなったらしい。
こっちはシリアスに考え事をしているのに、非常にマヌケな構図である。
しかし事態が事態であるだけに、オレは1人シリアスモードを解除することができないでいた。

「ンっ・・・くちゅっ・・・♪・・・で?これからどうするんだ?」

考え事をしているオレに、気を使ったサルスベリが今後の方針を聞いてくる。
その性格は決してほめられたものではないが、今はその気遣いがうれしい。
剛直を舐めしゃぶりながらと言うのがひっかかるが。

「・・・まずは反対派を黙らせることにする」

オレは今すぐにでもいろいろと問いただしたい気持ちを抑え、初期の目的どおり、反対派の連中をどうにかすることに決めた。
うかつにカグラを刺激して敵に回すような愚を避けるべきだと思ったのだ。
相手は仮にも死んだ魔王の妻にして、魔王代行を務める女。
こちらの様子など、とうに筒抜けなのかもしれないが。

「問題は残った連中がどういう行動に出てくるか・・・だな」

残る反対派のトップは『妖艶』のキュリエル将軍と『凶将』サーク将軍の2名。
連中の行動しだいで、こっちの対応は大きく変わってくる。

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