普通の高校に女子限定クラスができた理由 169
その部分は見ないことにした。
経験豊富な亜美羽相手に童貞を捧げ、少し調子に乗っていた。
「もう一回…」
基弘はさっきよりも慎重に綾音の中に突き進んでいく。
綾音も瞳をギュッと閉じ、歯を食い縛る。
「ああっ…!」
「り、リラックスして……」
「痛…」
基弘は、進めていったが、その声からも、また物理的にも、ちょっと進められない状況になった。
「大丈夫?」
「うん…大丈夫…」
綾音の瞳から涙が滲んだように見えた。
基弘は慌てて、何度もキスをする。
浴室からの杏南の声は聞こえなくなった。
隣の亜美羽はまだ男子2人から串刺しにされる格好で激しい行為が続いている。
「あっ…」
「痛いなら、もうやめるけど…」
「大丈夫。続けて。中途半端じゃ終わりたくないから…」
綾音は気丈に微笑んで見せた。
基弘は、亜美羽のときとはかなり違う困難な状況に冷や汗が滴っていた。
基弘は、無理に前へ進めるのは待って、その場所にとどまり、綾音にもう一度そっとキスする。
顔を離していくと、険しかった綾音の表情が少し緩んだ。
基弘は、続けてまた綾音の両胸に触れる。綾音はそっと目を閉じる。
だいぶ和らいだかな、基弘に安心感が訪れる。
今まで抑え込んできた欲望を徐々に開放すべく綾音の奥を目指して自らを打ちつける。
「ふ、あああっ」
「大丈夫?」
「あ、ああっ、な、なんか変なのっ、あっ!」