普通の高校に女子限定クラスができた理由 170
「じゃあ、続けるよ」
基弘はそのまま進める。綾音は目を閉じ、ちょっと顔をしかめたように見えた。
「大丈夫?」
「うん!」
綾音は力強く応えた。
程なく、ひとつの壁の向こうに、抜けたようだった。
「ああ…すごく熱い。それにすごく大きいのが、私の中に、全部入っちゃってるんだ。すごい」
「もう、痛くない?」
「大丈夫」
基弘は緊張した面持ちから若干和らいで、綾音を見た。
「動くよ」
「うん。来て」
亜美羽のときは、この状況ではけっこう適当だった。三人のうちの一人だったし、その場全体のテンションもそれを許容する感じだった。
しかし、今は違う。基弘は注意深く往復運動を始めた。
綾音が笑顔になっていくのは基弘をホッとさせた。
綾音の額にじわっと汗が見えてくる。
それでも最初のような苦しそうな表情がなくなり基弘は徐々にピッチを早めていく。
「凄い、凄い、あああっ」
「こっちも凄く気持ちよくて、我慢できないっ」
「あああっ、なんか、変なの来ちゃうっ!」
「ほんと?なんか、よかった…じゃあ、こっちも。イッて、いい」
基弘はさらに動きを加速した。
「ああぁ…もう、だめ…あぁ、外に、出して…」
「うん」
基弘は插入していたものを引き抜く。その瞬間に、液が綾音の腹に、胸に、そして顔に、降り注ぐ。