無人島のビッチ達 17
「んふふ……ちょ…くすぐったいよ……恭也ったら……お尻舐めるなんて………変態だね」
「いや変態じゃねーし、そもそも俺はここだし……」
「…………んぇ?じゃあ今お尻舐めてるのって……」
ンメェ〜〜〜〜〜〜〜!!
「ほぁあっ!!?」
「ちょっ……まっ!?」
突然の鳴き声に驚いた美咲は飛び上がり、そのままバランスを崩し俺と共に砂浜にダイブした。
「ふぐぅ!?」
「へぶしっ!?」
俺は顔面、美咲は背中から落ち二人仲良く砂まみれになった。
メェ〜〜〜〜〜〜!
顔の砂を払い鳴き声の方を見ると、声の主はヤギだった。雄の象徴の立派な角が生えており、舌をペロペロさせていた。多分こいつが美咲の尻を舐めてたのだろう。
よく見ると奥の茂みに何頭かおり、こっちを見ていた。
「へぇ…この島にはヤギがいるのか」
まぁ今まで動物の鳴き声みたいのは聞いていたが実物を見るのは初めてだな。もしかしたら他の動物もいるのだろうか。なんて思っていたら……
「よくもやったなこの馬鹿ヤギぃいい!!お尻ベトベトじゃねーかぁあああ!!」
とキレて起き上がった美咲がヤギを捕まえようした。が、ヤギはひらりとかわすとそのまま仲間と共に茂みの奥に消えていったのだった。
「ガルルルル……!」
「はいはい美咲……落ち着け」
「あんのヤギ共………今度会ったらジンギスカンにしてやる!」
「いや…ジンギスカンは羊だから」
あれ?でもヤギって山羊って書くから羊になるのか?と思いつつ俺は美咲を宥める。
そんなハプニングがありつつも俺達は探索を続けた。途中で猪の糞、野鳥の羽を見つけてこの島にはヤギの他に猪や鳥が生息していることがわかった。
そして歩くこと数時間、太陽が西に傾き始めた頃にとある場所に着いた。
俺達の前に立ち塞がるように断崖絶壁の岩の壁は海辺まで続いていおり、その根元に洞穴が開いていた。そこを通り抜けるとなんと神秘的な所だった。
「おぉっ!これは……」
「凄っ!こんな場所があったなんて……」
そこは直径二十メートルぐらいの円くえぐれた縦穴となっており、周囲は高い絶壁に囲まれていた。
その底は砂浜でその三分の一が海底洞窟で外海と繋がった海になっていた。
断崖の上は木々が生い茂っており、丁度穴に蓋をしている状態だ。その為か外と比べて涼しく、更に嬉しいことに岩の一部からなんと真水がチョロチョロと流れていたのだ。
「素敵……木々から漏れる夕日が岩肌を黄色く照らして綺麗ね」
「おっ、魚もいるぞ」
「どこどこ?」
「ほら、あれ」
俺が指さした先には、この辺りの名前も知らない魚が泳いでいた。海底洞窟を出入りしているのだろう。
「釣りができるかもしれないな。時間的にもうじき満潮だから、ここに来る洞窟も家代わりになるかもしれないな」
「茂みもあるね」
言われて見ると、縦穴の端っこの方には2か所の茂みがあった。
「ねーねー、今日はここで寝ようよ」
「んー、そうだな。ここなら動物も来ないだろうし、水も飲み放題だ」
幸いにも近くに枯れ木が落ちているので薪にも困らないな。
少し早いがここでキャンプをしよう。おそらく明日ぐらいには出発した洞窟に戻れるだろう。
しかし忘れてはいけない。俺に付いてきた美咲……否、この島の女達が全員超がつく程のビッチであることを。
当然、何も起きないはずもなく………
「んちゅ……ちゅっ……ちゅっ……ちゅる…んんっ……」
食事後、俺は美咲とディープキスしていた。しかも美咲はいつの間にか赤のビキニ水着に着替えていた。どうやら荷物の中に入れていたらしく、さっき茂みで着替えてきたようだ。