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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 1000

「君も青山なのかぁ…会社で会ったことあったっけ?…」
夏子さんの連れと言うことなんだろう…僕にまで気さくに話し掛けてくる大地さん…
きっとアニキ肌の人なんだろう…
まあ男兄弟のいない僕は悪い気はしないけど…

「いえ、多分無いと思います…僕が青山に入社してから、まだ一年も経っていませんから…」

「そうか…俺が辞めてもう3年経つからな…」
ああ、そんなに前の話だったんですね。

「夏子さんとは…?」
「高校生の頃から付き合ってね。同じ会社にも入ったんだが…俺は支社あちこちを回らされて、いつの間にか…」
「…自然消滅みたい。そのときは会社を恨んだわ、辞めて大地について行く!なんて言って」

それでもついてはいかなった…
もしその時夏子さんが会社を辞めて大地さんの元に行っていたら、僕とこうしてラーメンを啜ることも無かったんですよね…

「兄貴は元気してる…?」
おっと;…春秋さんの話題は2人の間でタブーって訳でも無いんですね;…

「うん、相変わらずよ」
「娘さんも?」
おっと、冬美ちゃんのことも大地さんはご存知なんですね。

「ホントにね、最近の子供って成長が早いんだってのを実感するわよ。私の頃より身体一回り大きく見えるの」
「へぇ、そりゃ将来が楽しみじゃないか」
「でも本人はいろいろ悩んでてね…どう向き合えばいいのかって」

ん?…冬美ちゃんは誰と向き合うっていうんだ…?
「それゃあ多感な年頃だから、いろいろ考えちゃうのも当たり前なんじゃないか?…」

「ええ…そうは思うけど、あの子には荷が重過ぎたかな?って思うのよ…、せめてもう少し大人になってから教えてもよかったんじゃないかって…」

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