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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 801

「それならさ…美玲ちゃんも自分から迫ってみたら…どうかな?…」
「私がですか?…」
「うん、アイツがそういうタイプなら、きっと上手くいくと思うよ…」
多分新庄は、受け身の方が好きなんだろうからな…

「そうですかぁ…でも私に…そんなことが出来るかしら?…」

「美玲ちゃんになら出来るよ。新庄くんに思い切って迫れば、きっと今の関係から一気に進展すると思う」
「うん…頑張ってみる…」
美玲ちゃんは少し顔を赤らめながら、僕の目を見て言った。

「大人の関係ですね〜…」
後ろで葉月ちゃんがボソッと呟いた。

ああそうだよね;…
“迫る”とか“押す”とか言っているけど、要するに体位のことだもんな;…

「別にそんなこともないさ…ただ美玲ちゃんと新庄には上手くいって欲しいからね。」
「お似合いのカップルですもんね…」
「ああ、こんなことで、別れるようなことにはなって欲しくないんだな…」

もし新庄が美玲ちゃんと別れるようなことがあれば、お袋と新庄の距離が一気に縮まりかねない。
そんなことになったら恭介と妹たちのときよりもずっと問題は大きくなる。

「羨ましいですけどね」
葉月ちゃんの見方は僕とは違うようだ。

語尾の“けどね…”が引っ掛かるよな…

「葉月ちゃんは…美玲ちゃんと新庄には批判的だったりするのかな?…」
まあ美男美女のカップルには敵も多いだろうけどね…

「批判的って訳ではありませんよぉ〜、…ただ、余りいい噂を聞かないもんだから…」

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