ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 607
普段ならばガンガンと打ち上げるところではあるけれど、そんなことをしたら直ぐにイッしまうのは分かりきっていた…
僕は初めて関係を結ぶ茜に対しの男のプライドと同時に、この時をもっと楽しみたいという男の欲望が沸き上がってきたのだ…
僕は真近に迫り来る射精を感じながら、その時を少しても伸ばそうと頑張った…
「ああっ、いい、ですよ…いつでもイっていいですから…」
「ああっ…茜…」
「はあっ、んんっ、あっ、私も、イっ、いいです…」
茜がさらに僕の上で動く。
「ダメだ…これ以上されると、もう出ちゃうよ…」
そんな僕の言葉など耳には届かないかのように、茜はその速度を速めていく…
「うっ!!…ぁ!…ああヤバいって!…」
腰に電流が灯り、それが双玉に駆け抜けると同時に、熱い塊が上昇してくる。
「あ!ああ!!ああああ茜ぇぇ!!!…ィ……ィ……イっちゃう!イっちゃう!!イクぅぅぅぅ!!!…」
「いってくださいっ!!私もっ、もう、いっちゃいますぅっ!!!!!」
激しく腰を動かす茜、その身体が一瞬ピーンと張って、背中を仰け反らす。
その瞬間、僕の中から、熱い塊が上り詰めて行くのがわかった。
それは茜の中へと一気に流し込まれていく。
「あぁぁあ、熱い…熱いのいっぱいきてますぅ…」
「あっぅ……!!」
僕は茜の声を遠くで聞きながら、顎が外れる程に大口を開き、天を仰ぐ…
その間もドクドクと射精する自身を感じながら、自然と腰を振っていた…
どの位そうしていたのだろう?…
僕が我に返った時、エレベーターの中はむせ返る程の僕の臭いで充満していた。