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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 577

巻き込んでしまって申し訳ないけど、エリカちゃんも一緒にいると鈴田巧のことももっとわかるかもしれない、そう思った。

美味しい朝食を食べ終えたところで、杏さんに尋ねてみる。
「フィットネスは何時から開いているんです?」
「フィットネスに限らずここの施設は24時間誰でも使えるんですよ」
…さ、さすが青山家。

そういえば夕べの彩乃さんと澪さんのマッサージだって、随分と遅くにやって貰ったんだよな…
あの2人は休み無しで働いているのかな?…

「インストラクターの人って、2人だけなんですか?…」
「まあ本格的にやっているのは彩乃さんと澪さんだけど、アシスタントの人はかなりいるのよ…」

なるほど…
今食堂にいるだけでもかなり多くの人が行き来している。その中に、フィットネスに関わっている人もいるのだろう。
24時間利用可能だったらなおさらかもしれない。

「まあ24時間といっても毎日ひっきりなしに人がやってくるわけじゃないんですよ」
「そうでしょうね」
彩乃さんや澪さんだって休みはあるだろう。

「それでは匠さん、楽しんでいらして下さいね…」
杏さんは笑みを浮かべながら、席を立つ。

「杏さんは日曜の今日も仕事なんですか?…」
「いえ仕事というよりは勉強なんですよ…ずっと執事しかやっていませんでしたので、知らないことばかりなんですよ;…」

…執事として仕事をこなすだけでも大変だろうに、さらに勉強とは…杏さんもなかなか忙しい人だ。
和彦さんにも信頼される人だから、それなりに必要なわけか。

「ごちそうさまでした」
「いえいえ、お粗末様でした」
弥生さんがニコリと微笑んだ。
「これから匠くんはいい汗を流すわけねぇ、頑張ってね」

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