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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 547

「そうですか、頑張ってくださいね…」
杏さんは目を細め、ニコリと微笑んだ。

椅子に座る杏さんは、そのまますぅすぅと寝息を立て眠ってしまった。
…さすがに飲み過ぎたか。

普段、凛として美しく振舞う杏さんの寝顔は、歳相当の女の子、という感じで可愛らしかった。

その身体にモーフを掛け、僕はそっと部屋を出る…
やっぱり杏さんといえども、女の子の部屋に泊めてもらう訳にはいかないもんね…

ドアを閉めてから自分はズボンを掃いていないことに気づき、慌ててノブを回したがもう遅かった。
この部屋のドアはオートロックだったのだ;

いくら濡れたズボンとはいえ、穿いていないよりはマシだ。
広い家、こんな姿では…でもどうすればいいのか…
もう夜も遅いし、ほとんどの人は寝ているはずだし…

「あれ…匠さん…何してるんです?」
焦る僕に、よく知った声が背後から。

やばぁ;…ソフィアちゃんかよ…

「な、なにって;ちょっとしたアクシデントみたいなもんで;…」
僕はTシャツの裾を引っ張り、股間部分を必死に隠した。

「びっくりしましたぁ。遠くから見ると何も着けてないのかと思っちゃいましたぁよぉ」

それはそうだよね;…
これって小ちょい布が股間部を覆っているだけで、尻なんて丸見えだもんね;

「それ、パンツなんですねぇ、こんなに小さいの初めて見ましたよ」
「うん…うちの会社で作った試作品なんだ」
「へぇ、ご主人様の会社ですよねぇ」
「うん」

ソフィアちゃん、興味深そうに顔を近づけてくる。
ちょっと恥ずかしいんだけど…
「もう夜遅いけど、どうかしたの?」

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