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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 145

…なるほど
そうすると、啓くんはいったいどうするのかな…

「もう夜も遅いですけど、伊藤さん、帰ってこないんですか?」
「今は、そのソムリエのお仕事で不在なんですよ」
「…お庭の手入れは?」
「伊藤さんがそういうお方だから、別のお仕事をされる方が庭の手入れもされているんです」

「それはそうだよね…ただでさえこんなに広い敷地を1人でってのは、ちょっと無理があるもんな。
それにワインのこともいろいろやっているんじゃ、誰かの手を借りなくちゃ身体がもたないだろうからね…」
「ホントそうですよ。それに加えて奥様とのお勤めもありますし…伊藤さんって見掛けによらずタフなんだは…」
奥様とのお勤めって…;
そうでした……伊藤さんって涼香さんと……そうでした……;

「たあ〜くみさあ〜ん、えっへへえ〜」
杏さんと話していたら、後ろから完全に酔っ払いと化した純ちゃんに抱きつかれた。
「おいおい…」
「純さんはいつもこうなので…」
杏さんも苦笑いする。

「純ちゃんの楽しみ方も、お酒の楽しみ方のひとつよ」
「そうですねぇ」
奥の椅子で弥生さんが微笑む。

「クス…匠さんにはそんなこと言わないでも、分かってらしゃるはよ…」
微笑みながら、軽くウィンクしてくる杏さん…

はい…昼間のことをおっしゃっているんですよね…
穴があったら…入りたいです…

「さぁ〜飲んだぁ呑んだぁ〜!このワインは私らが何ヶ月も働いたって手の届かない代物よお〜」
純ちゃん…なんかキャラ変わってますけど…;

お酒でキャラの変わるタイプのようだ。
…僕も人のことは言えないが
しかし、メイドの中にもこういうキャラがいるとなんだか愉快だ。
(雪ちゃんといい純ちゃんといい成人してるメイドちゃんもいるのね)

「弥生さんはフランスでワインも十分知ってるのでは?」
「少しだけどね」

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