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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 1079

美月さんが深く考え、頷く。
確かにアイツがいい仲になってるのは美玲ちゃんを除けば大抵が年上、しかもほとんど一回りかそれ以上の女性が相手。

「今日の営業先も担当は女性でしたね。しかも年上です」
「…まさかアレは、目的は」
「あまり考えたくないっすな」

「でも…匠さんのお母様は別に営業目的って訳じゃないんじゃありません?…」
葉月ちゃんが首を傾げる…

「それって…新庄くんはその位の年齢の女性が好みってことなんじゃない…?」
「だったら美玲は?…」
「そうね…1番可愛そうなのは…美玲なんじゃないかしら…?」

そう…
アイツと同い年の美玲ちゃんは何故付き合い始めてしまったのだろう。
いろいろ上手くいかない理由があり過ぎたのかもしれない。

「そういう関係があるかはわからないけど、ゆかりさんや夏子さんには気に入られているから、強くは言えないよね…」

「やっぱりそれで、営業2課から引き抜いたのかしら?…」
「それは新庄くん本人の希望みたいよ….でも来たばっかりなのに営業の成績はいいのよ…」

「そうなんですか…」
営業2課とは全く違う商品を扱っているのに、アイツもやるもんだな…

「新庄をスズタにぶち込んだらどういう効果が出たかなぁ」
「いやいや、スズタは匠くんだったからこそ契約が成立したのよ」
「三枝さん、すごくいい子なんだけど、アイツの好みでは絶対ないでしょうね」

意外な話で盛り上がってしまった。
みんな、新庄のことは良く思ってなかったのか?

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