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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 1053

いったい何の参考にするのか、聞きたくても聞けない。というか聞くのがちょっと怖い。
パシャッとシャッターが切れる音がして
「にひひ、ありがとうございます」
その笑い方からしてもう怪しい。

「それより、こちらどうぞ」
テーブルの上に入れたばかりのホットミルクが置いてある。

なんだか胡麻かされたような気もするけど、この際深くは考えないでおこう;…

「ホットミルクなんて久しぶりだな…」
大抵僕が飲むのはコーヒーか紅茶だもんな…
ホットミルクなんて子供の時にお袋に入れて貰った以来の気もするけど…

まあ、酒に酔った後にこういう温かい普通の飲み物ってのは身体に効くのかな…
ちょっと疲れたしね。

「うん…ん」
「どうです?」
「すごくリラックスした気分になるね」
「私も大好きなんです」
純ちゃんも自分の分を飲む。
そういえば、香澄もいつも牛乳飲んでるんだよなぁ。

今度“僕にもくれ…”って催促してみようかな?…

「よかったらお代わりしましょうか…?」
「あっいいや…これ以上飲むと、腹壊しそうだからね…」

そう言えば子供の時、腹を壊した僕の横で添い寝しながら、お袋がよく腹を摩ってくれたよな…

小さい頃は胃腸が弱かったのか、そういうことが何度となくあったような気がする。
そんなお袋が……それ以上は考えるのはよそう。

「明日もお仕事ですよね?」
「ああ…そろそろ寝ないといけないな…」
「だったら遠慮なく…私のベッド使ってください」

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