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惚れ薬
【その他 官能小説】

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美少女初摘み(2)-1

 薬が効いたとなれば回りくどいことは必要ない。思い通りになるのは江理で実証されている。
「出ようか…沙織ちゃん」
こっくりと頷いた。
 ホテル街は近くにある。こうなることを想定して選んだのだ。
沙織は黙ってついて来る。その一画を彼女が知っていたかどうか分からないが、行き先を訊ねることもなく、また迷いも見せずに随って、しまいには俺の腕に手を掛けて擦り寄ってきた。
(沙織…)
すでに怒張している。
(ああ…この子と、これから…)
行き場のないペニスがなおも跳ね上がろうともがいている。

 ホテルの入口で沙織の足が鈍ったのは未体験のゾーンに対する本能的ともいえる不安、ためらいだったのだと思う。いくら薬が効いていても『経験』を超えることはできないだろう。
(初めてなんだ…)
期待で昂奮が増幅された。人通りが少ない地域とはいえ真昼間である。相手は見るからに未成年。もたもたしてはいられない。
「沙織ちゃん、おいで…」
小鳥のような眼差しが俺に縋る。肩をそっと抱くとふらつきながら身を預けてきた。

 部屋に入ってからもどうしていいかわからずに立ち尽くす沙織のいじらしさ、愛しさ。すぐにでも裸にしてむしゃぶりつきたい。
(いや、大切に、じっくりと…)
この子は宝石だ……。
 逸る気持ちを抑えつつ、俺はまず自分が上半身裸になった。沙織は伏せ目がちながら逐一俺の動きを見守っている。思春期の好奇心は蠢いている。俺は一歩踏み込んだ。
「沙織ちゃん、脱がせてくれる?」
ズボンを指さして言った。目が見開き、戸惑いに揺れた。が、導きに素直に沿ってくる。 俺の前に跪くとベルトに手をかけた。もどかしい手つきである。だが動きが遅々としてぎこちないのは抵抗があるからではないだろう。やはり経験がないので為すべき方向がわからないのだ。
 ズボンが下され、屹立しているペニスが自由を得てトランクスを突き上げて跳ねた。
「あ…」
驚いてわずかに身を引いた沙織。
「沙織ちゃんが素敵だからこうなったんだよ。わかるだろう?」
「勃起…」
「そう、勃起してる。見るの初めて?」
沙織は答えず、息を乱しながらトランクスを引きおろそうとした。天を向いたペニスが引っ掛かって思うようにいかない。俺はゴムに手をかけ、全貌を露出させた。
「いや…」
目を閉じたのは反射的なもので、すぐに妖しい輝きに濡れた瞳が開かれた。そして眼前に青筋を立ててそそり勃つ一物に釘づけになった。

 美少女沙織が俺のペニスに見入っている。
「どう?」
「…こわい…」
「触ってごらん」
右手が動きかけ、ためらったのか、止まった。
(なんて愛らしいんだ…)
腕を取って導く。それは切っ掛けに過ぎず、沙織は自分の意思で手を伸ばして、しっかりと握り締めた。
(沙織が握っている!)
白い小さな手にズキズキと脈動を伝えると応じるように握り返してくる。意識してのことではないだろうが、微妙な動きが何ともいえず気持ちがいい。

 「今度は沙織ちゃんが脱ぐんだよ」
俺を見上げた目が瞬いて、立ち上がった沙織はぞんざいと思えるほどあっさりとTシャツを脱いだ。
(ほう…)
思わず溜息が出る。ブラジャーに包まれた胸元の盛り上がり。輝く肌。まるで真珠の光沢
だ。あまりの美しさに感動すら覚えて安田への復讐心などどこかに消えてしまっていた。
 スカートを下して下着姿になると動きが鈍ったが、動作は滞ることなく、身を捻り、ブラジャーが外された。
(おお!)
現われた可憐な薄桃色の乳首。膨らみ具合からイメージは出来上がっていたが、息を呑む予測を超える美形であった。
(プリプリ…しかも風に揺れるような柔らかさ……)
まだ触れてはいないのにその揺れ様でわかる。
 引き締まったウエストの括れは腰の曲線を妖しく強調し、尻の膨らみからすらりと伸びた脚線へと流れていく。みごとなバランスといっていい。江里にはない、清流に躍る若鮎の香りが満ち満ちている。
「沙織ちゃん…」
無垢な女体がいよいよベールを脱ぐ。大人の体験が迫っていた。


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