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蛇に睨まれた蛙
【フェチ/マニア 官能小説】

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聡美からの招待-1

俺は聡美から渡された彼女宅への地図を見ている。何とも辺鄙な場所にあるものだ。
果たして何キロ歩いただろうか、いつの間にか雑木林で覆われ、雪がちらほら降り始めている。
前を進む度に積雪量が増し、それに加えて天候も激しくなっている。猛烈な吹雪に見舞われているのだ。

一体いつになったら着くんだ?
それとも引き返すべきか?
いや、ここまで来ておきながら引き返せる訳がない。
どうやら俺は蛇の巣窟に入り込み、死を悟った蛙のような心境になっていた。縁起でもねえ。でもよ、聡美が蛇なら蛙も悪くねえかもな。
そんなこんなを想いながら歩いていると、段々と白い壁の洋館が見えてきた。
どうやら到着のようだ。聡美の家に。

俺は玄関をノックした。すると中から若い女が出てきた。
「龍一様ですね。どうぞ中でお待ち下さい」
丁寧ではあったが、何か感情のこもっていない事務的な対応だ。で、俺はズボンの左ポケットに手を入れて案内の通り2階個室へと向かった。
それにしてもこの洋館、ちっとも暖かさを感じねえ。
個室には更に女が2人いた。

「紹介します。奥の彼女が「理沙」、手前の彼女が「美紀」、私が「麻衣子」。よろしくね」
理沙は170センチ以上の長身で茶色の長髪、スレンダーで清楚な感じの美女だ。美紀は茶髪のツインテールで最も小柄。麻衣子はその中間で、黒髪のショートカットというところか。計3人の女。3女だった。
何だか落ち着かない。こちらに冷ややかな視線を送り続ける3女がクスクス笑っている。正直いって気持ち悪い女達だ。

沈黙は30分ほど続く。

そして「龍一様、お待たせしました」と不気味な笑みを浮かべて麻衣子がドアを開ける。
そこには、濃紺のスーツを着た聡美が立っていた。しかも、髪形まで変わっている。肩口まで伸びたウェーブというべきか、インスタントラーメンのような縮れた艶のある黒髪がセクシーで、首元まで細長く魅せている。たまらない。
それだけで俺は理性を失いそうだ。
聡美はそんな俺を見透かしたように、右の薬指と小指で髪をサッとかきあげて近づいてくる。
もうダメだ。心臓が暴れる、股間から汁が漏れる。

「龍くん、またエッチな想像してたの?いやんねえ」
想像じゃねえさ。俺の身体はオマエに支配されてんだ。蛇に睨まれた蛙になっちまったんだ。
「でも安心して。抱っこしてあげるから。それと」
聡美は髪を揺らしながら、俺をじっと見つめ、優しく息を吐く。あぁ、気持ちいい、もう我慢出来ない。
俺は聡美の唇を奪い、顔をなめ回す。
「龍くん、お鼻も舐めて」
俺は聡美の大きな団子鼻を舐めてやる。穴がしょっぱくてウマイ。
「龍くんのお鼻もおいしい」
聡美の舌が俺の鼻穴を舐める。くすぐったい。
「どう?龍くん、気持ちいい?」
はぁっはぁっ、聡美ぃ。
「でもこれで満足なの?」
えっ?
「あたしのカラダは見たくないの?」

カラダ?


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