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爛熟女子寮3−3
【学園物 官能小説】

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仲間とのめくるめく絆-3

 「みんな上に行ったみたいね」
手足が長くて小顔。しなやかな黒髪が肩にかかって光っている。とても美しい。顔ももちろんきれいだけど、気品がある。まるで外国の王女様みたいだと改めて美貌に感嘆した。茶がかった瞳はアニメのヒロインのように輝いている。
「まだお風呂一緒に入れないね」
生理期間のことを言うと、意味ありげな笑いをみせてから、
「うん。1人で早目に入った」
日本生まれの日本育ちだから言葉は私たちと変わらない。
「佐伯さん、先週、下條さんと一緒だったのよね」
「え?」
言葉が詰まって顔を見合わせた。美和子に秘密と言われてつい言い淀んだのだが、知っているようだ。まだ付き合いは浅いけど彼女ははっきりものを言うタイプである。
「どうだった?下條さん」
「どうって?」
「テクニックとか、感じ方とか」
「さあ…」
さすがにすぐには答えられない。
「だってセックスしたんでしょ?感じたかどうかよ」
あまりにテンポよく直截的な質問なので苦笑して首を傾げた。だがその仕草は結果的に肯定したことになる。
「あたしは白幡さんだった」
「そう…」
私はちょっと迷ってから、思いきって訊いた。
「あなたはどうだったの?」
「よかったわよ。彼女、すごい激しくて」
(まあ…)
逆襲したつもりはなかったけど、いとも簡単に返事をされてびっくりした。おかげで開き直ることができた。
「激しかったんだ」
「うん。彼女、ディルド使うからね」
「ディルドって、何?」
「知らない?ペニスの形したやつ」
それから説明を聞いてようやく思い描くことが出来た。女の道具。芸能週刊誌か何かで目にしたことはあるけど実物は見たことがない。
「へえ、ディルドっていうんだ」
「彼女、それが好きみたい」
「それ、どうするの?」
「入れるのよ」
あまりに呆気なく言うので私は口を押さえて噴き出した。サリーは平気で続ける。
「入れる前に舐めたり、擦りつけたり、男性を想像したりして、人それぞれ使い方はいろいろみたい」
「詳しいのね。それで、入れたの?」
「うん。2人で交替でね」
「ほんと?」
平然と答えるサリーを見つめながら、2人が割れ目に『ディルド』を押し込む光景を想像した。
「痛くないの?」
「十分濡れていればね。シリコンで出来てるから弾力の割りに柔らかいの。けっこう大きいのよ。20センチ以上あるかしら」
私は先生のペニスを思い出していた。その半分くらいしかなかった気がする。
「そんなもの、どうしたのかしら」
「前からあったんだって」
「前から…」
「白幡さんの言うには、下條さんが入学した時には先輩が持ってて、その先輩も受け継いだものらしいわ。下條さんも一つ持ってるみたい」
話を聞いて何だか不気味な想いに捉われた。その『ディルド』はいった何人の女の秘部を貫いたのだろう。それぞれ微妙に異なる淫臭と蜜に塗れて快楽を染み込ませ、より若い乙女へと手渡されていったのだ。
「下條さんは使わなかったわ」
「あの人、オーラルが好みらしいわ。使うこともあるんでしょうけど」
私は由希と玲奈が絡んでいる姿を思い浮かべた。時間的にはその真っ最中のはずである。
「白幡さんておしゃべりよ。いろいろ情報くれたわ」
この日玲奈を呼ぶことも一昨日から決めていたという。そして美和子の相手が絵理だということも知っていた。
「だからあたし、あなたと2人になれると思って…」
「?……」
言っている意味がわからず、彼女の目を窺った。
 実は例の『生理後3日』はすでに2日前に終わっているという。
「どういうこと?」
「あなたと愉しみたいから嘘ついてずらしていたの。そうすれば先輩から声はかからないでしょう。生理かどうか確認なんてできないわ」
「そうだったの」
「そうよ。いいでしょう?佐伯さん」
サリーは嫣然と微笑んだ。
「だって昂奮しちゃうわ。白幡さん、三田さんにディルド使ってみるっていうじゃない。彼女のバージン、今夜奪われるかも」
「ちょっと、なによ、それ。ひどいわ」
「無理にすることはないと思うわ。三田さんが望んだらの話よ」
それにしたって、そんな器具で……。
「バージンなんてない方がいいのよ。思い切って愉しめるし。いずれ失くすものなんだから。つまらない男にあげるよりいいんじゃない?」
サリーはあっけらかんと言う。
「あたし、Hの経験けっこうあるけど、バージン失くしたのはディルドだったのよ。だから三田さんのことを想像するとよけいに昂奮するの」
「ディルドで?」
「ほんとよ」
「誰にされたの?」
「自分でよ」
笑っている。自分で自分のバージンを?……理解するための取っ掛かりが見つからない。自然に破れてしまうこともあるらしいが、サリーの場合はちがう。
「持ってるの?」
「ママが持ってる」
「だってお父さん、いるんでしょう?」
「2人で使うことだってあるのよ」
両親が留守の時にたまたま見つけて、オナニーで擦りつけているうちに弾みで入ってしまったのだと他人事のように話した。
「やばいって思った時にはもう…」
勢いで半分近くまで入ってて、はっきりした痛みが走った。
「でもね、あたし、しばらくそのままでいたの。入ってるところを見てたの」
「へえ、すごいわね…」
他に言いようがない。
「こうやってペニスも入るんだって思って」
サリーは私にぴったり寄り添ってきた。
「その後男の人とセックスしたけど楽だったわ。無駄な力が入らなくて。そんなもんよ」
(無駄な力って…)
「でも…」
言いかけて、私にも強い拘りはなかったことに気づいて、しかも先生のことを考えても何ほどのこともない。
(だけど、玲奈、やっぱり可哀想…)
何もないことを祈った。


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