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爛熟女子寮3−3
【学園物 官能小説】

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仲間とのめくるめく絆-2

 先生と別れた日の夜、夕食後玲奈がやってきて、白幡さんに誘われたと言った。
「断れないもんね」
私と約束していたから申し訳ない顔をしていた。
「志乃ちゃんといたかったのに…」
「仕方ないわ。またいつでもいいから」
「あの人、怖い感じだけど…」
「そんなことないわ。やさしいわよ、きっと」
「そうかな…」
玲奈は上目使いで私を見た。一見不安そうな表情だが、目の縁あたりがうっすらと赤い。それは期待の表れに思えた。由希に呼ばれてどんなことになるのか。玲奈も察しはつくはずだ。
(ときめいているんだわ…)
そう思ったのは嫉妬だったのかもしれない。
 玲奈が出て行って、なんだか気が抜けたようになってベッドに寝転んだ。
(玲奈…)
由希に何をされるのか。私より経験豊富だろうからいろいろなことをするかもしれない。妄想が広がって悶悶としてくる。
(あの子を最初に抱いたのは私だ…)
改めて言い聞かせると少し気が治まる。
(玲奈ちゃん…)
その時のこと、彼女の肌の匂い、反応などを思い返しているうちに、私の手は下腹部に差し込まれていた。
 繁みと恥丘を円を描くように撫でる。気持ちがいい。……
(だめ…我慢しよう…)
官能の世界へ踏み込むのは玲奈と一緒。オナニーじゃもったいない…。思いながらも手はそのままで、
(少しだけ…)
自制を働かせて溝を避けて周囲を巡る。それでもクリトリスはジンジンしてくる。むしろもどかしさが却って耐え難い高ぶりに繋がりそうな予感がする。
全身が熱くなってきた。
(だめよ…だめ…)
念じながらも指先は下へと迫る。少しでも突起に触れたら制御は利かないと思う。
 玲奈の指の感触が甦る。
(あの子、処女よね…)
絶対そうだと思う。でもためらいなく私の膣に突き刺したことがいまさらながらに驚く。私は自分で入れたことがあるけど、あんなにすんなり人の性器に差し込めるものかと思う。いきなりだったもの。
(ふだん自分でしてるのかしら…逆に処女だから加減を知らないで出来たのかしら…)
そんなことを考えていたらますます感じてきた。寸前で踏みとどまったのはこの日が全員入浴日だったからだ。
(オナニーしちゃう。でも楽しみは後で…)
とりあえずお風呂だ。みんなの体を触って、気持ちを高めて、それからの方がいい。一段と燃えるに決まっている。何とか頭を切り替えて手を抜いた。


 ところが思惑は外れてしまった。サリーは生理期間規定でいなかったからみんなで5人。さあ、仲良く、と思って入ってみると、
(おかしい雰囲気…)
湯船の中でそれは感じた。玲奈と話をしようとしたら間に由希が入ってきてそのまま彼女を抱き寄せてしまった。絵理は美和子と距離が近い。
(美和子さん、今夜は絵理なんだわ…)
でも今は『全員入浴』じゃないの?みんなで一緒にっていってたのに。疎外された気持ちだった。いや、現にそうなっていた。
 それでも、浴槽を出て美和子の体を洗おうとすると、
「佐伯さん、いいわ。須田さんにお願いするから」
体よく弾かれてしまった。
 玲奈を見ると由希に『洗われて』いる。うっとり目を閉じて、すでに恍惚モードに入りかけているみたいだった。
 そこでわかったのは、入浴前に夜のパートナーが決まっている場合もあるということである。そうなると心理的にどうしたって寄り添ってしまうのだろう。無理もないと思うが、そうだとしても……。
(ルール違反じゃない)
私はさっさと1人で洗うと、
「お先に失礼します」
早々に上がってしまった。
 30分ほどして足音がきこえた。ときおりひそめた笑いが混じっている。
(帰ってきた…)
部屋の前を通り過ぎる時、美和子の声がした。何を言っているのかは聞き取れない。そのまま行き過ぎて足音は遠ざかった。
(おや?)
気になったのは玲奈と絵理。ドアの音がしないのだった。玲奈の部屋は斜め向かい、絵理は隣の部屋だ。遮音性はしっかりしているがドアの開け閉めは聴こえるはずなのに、開いた気配すらない。
美和子と由希は上のフロアである。
(そのまま一緒に行ったんだ…)
シャンプーの香り漂う湯上りの火照った体。触れ合って芯から昂ぶった体を寄せ合って行ったんだ。
 私は胸がきゅっとなって苦しさを感じてベッドに横になった。
(玲奈も絵理も…)
私は乳房を揉んだ。
(あうう…)
とたんに熱い液が絞り出されてフィヨルドが満ちていった。
もしかしたらあとで玲奈が来るかもしれない。
(待っていようか…)
しかし、誘惑に抗いながら私の手は下へと伸びていった。
 ノックの音に慌てて飛び起きた。
(誰?)
誰もいないはず…。
「あたし…」
サリーだった。
「いいかしら」
「うん、どうぞ…」
ちょっと息が弾んでいたから悟られまいとわざと笑ってみせた。


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