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未定
推理リレー小説 - その他

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未定 18

「ところで今泉…」「あの、昔みたいに名前で呼んで下さい」「…それは、兄弟でややこしいからだろうがっ!変な誤解を招くような言い方はやめろッ!!」「それより、話は何ですか?」「お前、確か警官になるとか言ってなかったか?それが、何だって桐山の?」「それは、恋と夢とを天秤に掛けて、恋の方が重かったわけで…」「……って、もじもじしながら言うのはやめいッ!!」あうう、後部座席からの視線が痛い…。
「あっブティック着いたぞ」とりあえず話をすりかえた所で、銀鈴が目の色を変える。早速とばかりに桜子を連れて店内へ。『経費』として認められているクレジットカードを存分に活用…十数分後…してきたようだ。となりで今泉が頭を抱えている。さすがの桜子も苦笑いする他ないほどの浪費ぶりだったらしい。
「あら?あんたは何も買わないの?」
銀鈴は、車のトランクを3/4程埋める荷物を積み込むと、俺にそう聞いてくる。
「俺は、一応明日の会社用にスーツ持ってきているからな。」
「もったいない、金ならあるんだから。なんなら私がコーディネートしてあげるわよ。」銀鈴がそう言うと、葵が物凄く不安げな顔でこちらを見てくる。
「かまわないさ。何着たってどうせ大して変わらんし…」「そんな事ありませんっ!誠司先輩は御自分が思っていらっしゃるよりずっと、ずっと素敵です!」突然、拳を固めて力説し始める葵。「私が誠司先輩の服を見立ててあげます!」「…あ、いや」「なに言ってるの?私が先に土下座右衛門の服を見立ててあげるって言ったのよっ!」「土下座右衛門って?誠司先輩はそんなおかしな名前じゃありませんっ!」「ふっふ〜ん、あなたには分からないでしょうけどね、これわ二人だけにしかわからない秘密の名前なのよっ!」
「新しいママも古いママも、パパをいじめるのはやめて!」だからぁ〜そのネタはやめ〜い!「子供は黙ってなさい!」「ママ達はね、大事なお話の最中なの…」もし、こんな所ソバ屋のオヤジや常連客(40〜47話)にでも見られたら何言われる事か…。

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