未定 1 俺は紙袋を持って虚ろに歩いていた。「あなたにこのお金をあげます。」そう言って何の面識もナイ女に渡されたがほんの数十分前。 「なんでやねん!」関西出身の俺は思わず突っ込んだ。 女はその様につっこまれるとは思っていなかったのか、少々驚いた顔をしている すぐに女は呆れたような表情を浮かべ紙袋を俺に押し付けるようにして口を開いた。 「あなたはこれが仕事でしょ?なにか間違ってるかしら?」