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狼たちの挽歌
その他リレー小説 - コメディ

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狼たちの挽歌 12

翌日、俺は昨日のことについて考えていた。アイツが組んで成功するほどの男とは到底思えなかった。しかし心のどこかに奴との約束をすっぽかした罪悪感があった、思えば他人が自分を必要としてくれたのは何ヶ月振りだったか。
とりあえず組んでみるか?
もし、ダメそうなら別れりゃいいし…。
「…うしっ」
俺は心を決めた。
どうせ損する事などなにもない、やるだけやってみるのもいいだろう。
「え?本当か?」
「ああ」
「そうか、前約束すっぽかされたからてっきり断られたかと思ったぜ」
「悪かったな、あの時はまだ迷ってて」
「いやいいんだ」
俺はこいつに一緒にやろうともちかけた、もちろんやつは快く受け入れてくれた。

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