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俺の守り神
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俺の守り神 11

俺は使い慣れてる基本的な男キャラ。ミナは手数で勝負の女キャラ。
一通りの基本操作を教え、準備は完了。
「レディ…ファイト!!」
TVから開始のゴングが鳴る。
カチカチカチカチ…バキッ…カチカチ、バキッバコッ…ハァァァ!!スガァン!!
ふふふ…どうだい神様。俺の怒濤の攻撃は。君の残り体力は小パンチ一つで無くなるぜ?ちなみに一回勝負だ。
「貸せ…」
「は…?」
コントローラーを取られる俺。
「はい」
ミナのコントローラーを渡される俺。
バキッ…
「勝ちー♪」
「なっ…!?」
「私の勝ちだな♪やはり才能が物を言うのか♪」
「ちょっと待て!!卑怯だぞ!!コントローラー変えやがって!!」
「はて…?身に覚えが…」
ニヤリ。
…てめっ…。
「やーめた…つまらぬ。所詮遊びよ♪熱くなりおって♪」
立ち去ろうとするミナ。
グイッ。
「きゃっ!?ちょっと髪を!!」
グイッ…グイッ。
「くっ…!!優っ…!!」
バシャァン!!
「くそっ…やりやがったな!!」
「ふふふ…髪は女の命よ!!」
「てめぇ!!」
リアル10連コンボを出そうとする俺。
超必殺技を出そうとするミナ。
まぁ…なんて言うの?
ガードもろくに知らない俺はなす術無しってやつ…。

とりゃー…バシャァン…ぐわっ…バシャァン…ちょっ…バシャァン…やめっ…バシャァン…わるかった…バシャァン…神様…バシャァン…ごめんなさ…バシャァン…ぶくぶく…バシャァン……………

「ふぅ…これで分かった?私に反抗するとこうなるのよ?」
ミナも疲れたようで額に汗を浮かばせている。
俺は全身ビチョビチョである。
「これ…どうすんだよ」
「んー…まぁ私もやり過ぎたわね。はい♪」
俺の服や床…濡れた部分は全てシューと蒸気を出して乾いた。
「お…便利、便利」
「神様を便利とか言うな」
ドライヤーいらずだな。
「蒸発もできるなら凝固もできんのか?」
「氷か?できるぞ?ほら…♪」
パキパキパキ…
冷凍庫いらずだな。
「水だけだと思ったのに何でもできるんだな」
「そりゃー♪こんなに強くて可愛い神様はいないわね♪」
「んなこと言ってねー」
「なによ…別にいいじゃない。凍らすよ?」
「おっしゃる通りでございます、ミナ様」
「うむ♪じゃあジュースとやらを持って来い♪」
「それはやらねー。たまには自分でやれ。料理もできねーくせに」
「私だって女だ。料理くらいはできるぞ?」
「じゃあなんか作ってみろ」
「とびきり上手い宮廷料理を作ってやる」
台所に入るミナ。
で…すぐ戻って来た。手に持つのはコップ。
「おい…料理は?」
「優!!これなんだ!?」
ミナはコップにイラストされているテーマパークのキャラクターのことを言ってる。
「ああ…これは近くのテーマパーク…えーと大人も子供も遊べる遊び場みたいなとこのキャラ…マスコ…ん〜…管理人さんだ」
嘘ッス。
「面白い場所なのか?」
「それなりに…」
「明日は日曜日だぞ♪」

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