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新・三国志
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新・三国志 12


宴というのは、諸葛亮達の危惧した通り、陸遜の罠であり、
徐庶「我らが留守している間、子竜殿が指揮を執っているので抜かりは無いと思うが」
諸葛亮「関将軍、大丈夫でございますか?」
関羽は不意を突かれた事もあって、腕などを執拗に刺されてしまっていた。

関羽の負傷は益州の劉備にも知らされ、
劉備「幸い、荊州は奪われずに済んだが、雲長・・・」
関羽が治癒するまでの間、趙雲が代理を務め、益州から戻って来た関平が趙雲を補佐する事になったが、
諸葛亮「もしや、呉は密かに魏と手を結んでいたのでは」

呉では、
孫権「思ったより守りを固めておる」
呂蒙「はい、ならば魯閣下が密かに懐柔していた益州南部の異民族をけしかけては」
陸遜「確かに奴らを利用しない手はありませんな」

それから間もなくして、益州南部で反乱が起き、
劉備「な、何という事だ」
法正「ここは漢中におられる魏将軍を呼び戻しては」

益州南部で張飛や魏延達が異民族の反乱を鎮圧している中、
関羽「益徳達が漢中王のために戦っておられるというのに」
関平「父上、今は養生なさって下さい」

すると諸葛亮は関平を呼んで、
諸葛亮「お父上の様子は如何でしたか?」
関平「張将軍達が戦っておられるというのに、自分はと嘆いておりましたが」
諸葛亮「(関将軍は未だに漢中王達と共に旗揚げをなさった頃と同じように振る舞おうとしておる)」


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