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太平洋の荒波
その他リレー小説 - 戦争

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太平洋の荒波 138


・航空支援艦隊
指令官:角田覚治中将
空母 新型装甲空母「大鳳」(旗艦)特設空母「隼鷹」「飛鷹」
軽空母「龍驤」
重巡「那智」
軽巡「阿武隈」
駆逐艦6隻
尚、航空支援艦隊は主力部隊の作戦に応じて弱点補強を主任務とする。

第三艦隊
司令長官:宇垣纏中将
戦艦「長門」(旗艦)「陸奥」「伊勢」「日向」「扶桑」「山城」
空母「神鷹」「大鷹」「雲鷹」「沖鷹」「海鷹」「光鷹」
軽巡「酒匂」「鬼怒」
駆逐艦14隻
尚、第三艦隊の任務は主に対地支援である。


話を第一艦隊に戻そう。
今回は陸海軍の共同訓練として、連携訓練の為にキ83−五式双戦「旋風」−が30機ほど第一艦隊の上空援護に当たっていた。
高速の双発戦闘機として、「旋風」はF7Fタイガーキャットに見立てられていた。
「220度方向より接近せる編隊あり。距離は約185km(100海里)。」
「尾張」の電探が探知した情報が旋風隊に伝えられる。
他、紫電改40機が上空で待機していた。

「いたぞ!あいつらだ!敵機、右前下方に約150機!」
「旋風」隊の隊長、上条少佐は相手役の部隊を見つけると無線に叫んだ。
「烈風、暴風がそれぞれ40機ほど、流星が30機、さらに疾風が20機少々・・・・陸海混成か!」
たちまち烈風の半数と疾風が抜け出してきて、旋風に挑みかかってくる。
その隙に暴風を上段に、流星を下段に配した相手編隊がすりぬけようと飛んでいく。
遠くには何機かの百式司偵が飛んでいる。各機のガンカメラと合わせて、模擬空戦の判定を行う為だ。

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