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武竜戦記
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武竜戦記 3

ジンは、グランドオーガの体に竜牙を突き立てようとした。だが、グランドオーガの皮膚が堅くて歯が立たなかった。
「ウガァァァァァァァァ」
またグランドオーガの振り上げた腕が振り下ろされた。
今度は避けきれなくグランドオーガの腕が地面を叩いたときの突風に巻き込まれて吹き飛んだ。
「やっぱ一筋縄じゃ行かねえか。本気出すかな。」
金色をした鋭い眼光を放つその竜眼を前にしてグランドオーガは、その場から動けなくなった。
「罪深き物よ。その命を持って罪を償え。」
そう言うとジンはグランドオーガの首を切り裂き心臓を一突きした。
「村長さん仕事終わったぜ!」
「うむ、報酬は8000リアロだな。」「何で?親玉まで倒したのに。」
「お前の親友とやらが酒場で大喧嘩をしたのじゃ酒場の修理費として引かせて貰った。」
「誰だそいつは」
「つれないじゃないよジン君。」
「お前は、十六夜どうしてこんな所に?」
「何でってお前のお目付役だからだよ。忘れてた?」
「忘れてるも何もお前何処行ってたんだよ。」
「うーん何処でしょう?」
「ハア、もうお前村に帰れ。」
「そうは、いかないねぇ。」
十六夜は竜笛・竜飛を取り出した。
「こんな所でやるってのか。」
「それもそうだな。」
ジンと十六夜は村の近くの丘に移動した。
十六夜は竜飛を回したジンの竜将とは違い独特なメロディーを刻んだ。
「吼えろ竜翔丸」
十六夜の武竜具は刀だった。その刃は血を吸い込んだのでは無いかというほど真っ赤だった。
ジンも竜将を回した「我が力を糧に真の姿を示せ」

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