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ジェノサイダー
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ジェノサイダー 6

ジュリアは真面目な顔でデュランに話しかける。デュラン顔がみるみるうちに赤くなる
「いや、その…お前なにいってんだ!?不謹慎だぞ!?」
しどろもどろにデュランが言う
「この大会が終ってからでいいから…それじゃあね!!」
ジュリアが勢いよく部屋を飛び出していく
(んなこといわれても…どうすればいいかわかんねぇな…)
考え込みながら歩き宿でデュランは眠った

―翌日
デュランは靴紐を結びながら考えていた
(昨日の件は保留にしておこう…その前に大会で優勝して封印を解除してからあいつを倒さなければ)




―20年前
デュランが18歳の誕生日の時事件が起こった。デュランがまだ不老不死になる前にデュランの故郷と周辺一体の地域が焼き尽された。原因はデュランの故郷の近くにあった祠に封印されていた魔物の王のだった。その魔物の王は1000年前に魔物を引き連れ世界を滅ぼそうとしたがそれに対抗した人間達に阻止され魔物の王だけが仕留めきれず祠に封印されたのだという。その封印がなんの因果かデュランの誕生日のときに消滅し復活した魔物の王が地域一体を滅ぼした。しかし復活を果たしたばかりの魔王は力が不完全だったので一人の女の賞金首に倒された
デュランはそのご救援に駆け付けた人たちによって瀕死の重症のところを助けられた。故郷を失ったデュランは旅にでた。立ち寄った街で怪しい商人からこれまた怪しい薬を買いそれを飲んだ日デュランは不老不死になった。それから3年後魔王の体が次元の彼方に封印されたのを新聞でデュランは知った。賞金首は魔王を倒したとき以来行方不明。しかしデュランは感じていた。
(魔王はまだ生きている)
そう直感したデュランは封印を解除し完全なる決着をつけるため世界を渡り歩いた




そして今デュランは大会に優勝し望みの封印解除を申し出た
「この大会はもともと魔王を完全に消滅させることができる者の選考するためのものでした」
そういわれるとデュランは微笑を浮かべる
「それは都合がいいな。俺はもともとあいつを消すためにこの大会に出たんだ。そっちもちょうどいいだろう?」
問掛けるデュランに大会開催者は言い返す
「ええ。3日後にあなたには次元の彼方にとんでもらいます。そこで再度封印を施し魔王を倒してもらうまでこちらで監視させていただきます」
「わかった」
「もちろん目的を果たしたときは褒美を差しあげます。では3日後にまたここで」
その言葉を聞きデュランはそのばをあとにした
(さてこれからどうする?俺は魔王を倒せるのか?とりあえず武器を買いに行こう)
デュランは武器を購入しに武器屋に入った
「ここで一番強い武器をうってくれ」
そういうと金貨が満杯になった袋を店主の前においた
「そうじゃな…この刀はどうじゃ?東洋からつたわる刀なんじゃが鉄も斬る切味じゃぞ」店主は刀を鞘から取り出した。神秘的に輝く刀身にデュランは唾を飲んだ。それからデュランは刀と2本の剣を購入し店を出た。後ろの腰に短剣、背中に刀、そして横の両方の腰に剣を装備した
(ついにあいつとの決着をつけるときがきた…)

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