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ジェノサイダー
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ジェノサイダー 1

これはデストロイヤーの主人公、デュランの秘められた過去の話

「てめぇの首一つで1000万はでる。それでもその武闘大会の報酬の方が高いのか?」
デュランは賞金首と思われる大男ににらみをきかせ話しかけた
「は、遥かにな…へへ、なんたって望みのものはなんでもだぜ?相当ヤバいってことだろ?」
大男はデュランを恐怖の念を込めみつめる
「あいつの復活か…やはりあいつとはきっちりカタをつけなきゃなんねぇようだな…」
「?…そ、それより見逃してくれよ。約束じゃねぇか。極上のネタをやったんだからよ。な?」
デュランは苦笑したように口元を曲げると、短剣を男の首に突き刺した。男は驚き目を見開き、死の涙を溢しながら、息絶えた。しかし、デュランの瞳は既に男を捉えず、静かに、何か遠くに注がれていた
(めんどくせぇ…だがその情報が確かならあいつを消さねぇとな)
デュランはそう思いつつ足を彼の地へと向けた
(さて、これからどうする?武器はこの短剣で十分か?しかしこの短剣はなんで出来てるんだ?手元を離れてもいつのまにか腰の鞘に納められているし錆びもせず、壊れもしない。折れても勝手になおっているし…)
左手にもった短剣を手にデュランは考えていた
同時刻

某都市の地下牢にて
「ジェイナス…お前はこの闇から解放されたくはないか?あの男に復讐したくないか?」黒いローブを見に纏った男が鉄格子越しにジェイナスと呼ばれる男に話しかけていた
「!?…デュラン…奴には俺の血が騒いでしかない…しかし貴様何者だ?なぜ奴のことを…」
ジェイナスと呼ばれる男が黒いローブを纏った男に話しかける
「くくく…この度ある街にて武闘大会が開かれることになった。それに出場するきはないか?…優勝すればお前は自由になれる。光のしたあの男の臓物を引きずり出しなぶり殺すことも出来るぞ?」
「ふ…いいだろう…貴様の狙いがなにか知らんが…やってやる!殺ってやるぞ!!」
そうジェイナスが言い終わるとローブを纏った男が牢をあけた。地下牢に続く階段にはおびただしい血と警備員らしき死体があった


それから数日後
デュランは武闘大会のチラシをみていた
(罪人の出場…年齢制限はなし…殺人許可…なんなんだこれは?本当に武闘大会か?)
酒場にはられているチラシをみてデュランは大会にきな臭いものを感じていた
(こんなものをよく国は許可したもんだな。世も末だな)
溜め息をつきつつ酒をのんでいた。そのときデュランに一人の不良が話しかけてきた
「おい、ここはガキが来るところじゃねぇんだよ。とっとと出ていきな」
そう不良が話しかけてきたがデュランは言い返した
「俺がどこにいようが俺の勝ってだ」
その言葉をきいた不良の頭に血が上る
「てめぇ、表にでろ!!ぶっ殺してやる!!」
デュランはやれやれと溜め息をつきつつ不良と一緒に人通りの少ない道にでた
「あやまるんならいまのうちだぞ!!」
不良がたんかをきるがデュランはいかにもめんどくさそうな表情を浮かべている
「人がしたでに出てりゃ調子に乗りやがって!」
不良がそう言いきると剣を抜き斬りかかってきた。デュランはそれを簡単によけ男の首を掴んだ

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