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ジェノサイダー
その他リレー小説 - ファンタジー

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ジェノサイダー 5

デュランはジュリアの父とジュリアとで酒を飲み交していた。そしてジュリアが酔い潰れ先に眠ってしまったころにジュリアの父が話始めた
「私たちの娘のことは本人からきいているでしょう?」
真面目な表情でジュリアの父がはなす
「どうか娘の仇をとってやってください。そうでないと娘の苦労が報われません…」
男ながらに涙をたたえながらジュリアの父がデュランにうったえかける
「ええ。最初から俺はジェイナスを倒すつもりでした。それにジェイナスの性格だと狙いは俺のはずです」
俺は5年前にジェイナスを捕えた話をした
「あのジェイナスを捕えたのはあなたでしたか…」
そうジュリアの父が呟いた
「ならば期待がもてます。あなたの戦いぶりも聞き及んでいます。どうかお願いします」そういうとジュリアの父も酔い潰れ寝てしまった
(あいつは、俺の手で始末をつけてやる…必ず…)
そう思いつつ俺も眠った


―数日後
試合会場でデュランとジェイナスが睨みあっていた
「デュラン。この日をどんなに待ちこがれたことか。次こそお前を殺してやる」
そうジェイナスがいうとデュランがいいかえす
「てめぇも大概しつけぇな。俺もお前を殺すつもりだからちょうどいいがな」
デュランが言い放つと同時に試合開始の合図がなった
試合開始と同時に会場には火花が散った。ジェイナスのハンマーとデュランの短剣がぶつかっていた
「どうした!そんなものか!お前はまだ本気を出していないはずだ!!」
ジェイナスが不機嫌な表情で叫ぶ
「こちらから本気で行かせてもらうぞ!!」
ジェイナスが叫ぶとハンマーの先端が突然開き回転のこぎりが飛び出した
「斬りきざんでやる!!」
ジェイナスは狂喜の表情を浮かべデュランに襲いかかる。つぎの瞬間会場の床が血で真っ赤になった。観客は青ざめた表情を浮かべている
「なんだとぉ!?」
ジェイナスが驚いていた。なにしろジェイナスの片腕が切り裂かれていたのだから
「御託はもういいか?そろそろ飽きてきたんだが」
デュランは余裕の笑みでジェイナスに話しかける
「きさまぁ!!ぶっ殺してやる!!」
そういうとジェイナスは残った片方の腕で斬りかかってきた
「お前をみてるとむかつくんだよ!!終らせてやる!!」
デュランは怒りの感情をあらわにしジェイナスに居合い斬りをした。次の瞬間ジェイナスの首から鮮血が吹き出す
「まさか…またお前にやぶれるのか?…まだ殺したりないぞ…」
そういうとジェイナスは息絶えた。次の瞬間観客からの黄色い声援が会場に響いた。デュランはジェイナスに殺された人たちの冥福を祈り会場から去った
(まだ…俺にはやることがある…あいつを今度こそこの世消し去ってやる!!)
デュランが控室で考え込んでいるとジュリアが入ってきた
「ありがとう…両親の仇…いえ、ジェイナスに殺された人たちの無念を晴らしてもらって…」
そう涙をたたえながらジュリアがデュランに話しかける
「俺は言われたことをしたまでだ」
デュランはいつもの冷たい口調ではなした
「あのね…こんなときにいうのもなんだけど私と結婚を前提に付き合ってほしいの…」
「なっ!?」
デュランは呆気にとられた
「こんなときにいうのもなんだけどあなたが好きなのよ…だから…お願い」

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