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ジェノサイダー
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ジェノサイダー 4

(今日のあいても楽勝だったな。この調子でいけばジェイナスと対決するのもそう遅くないな)


同時刻
ジェイナスも試合会場にたっていた
(デュランとの試合はまだか!?いくら殺しても殺したりないぞ!!)ジェイナスの前には無惨に顔を潰された死体が横たわっていた


そして夜

デュランは夜の街をあるいていた
(防具でも買うか…しかし夜に開いてる店があるか?)
そう考えつつ歩いていると一件の店の前に立ち止まった
(まだ開いてる店があったか。運がいいな)
デュランは店に入ると赤いグローブと腕を覆う黒い小手を購入した
金を払ったとき店主が話しかけてきた
「あんた武闘大会にでてるデュランだろ?なんでも疾風のような早さとドラゴンのような力強さをかねそなえた素手と短剣の戦闘スタイルをもつ男だと聞いたがこんなに若いとは驚いたぜ」
男はまるで英雄をみるような目でデュランをみていた
「あいてに極力怪我をさせない戦い方は敵や観客にもいい評価をえてるぜ?その調子で頑張ってくれよ」
「ああ。ありがとう」
そう返事をするとデュランは防具を装備し店を出た
(サイズはちょうどいいな。ん?…あの女は…)
デュランが視線をやった先にはジュリアがたっていた
「夜の街で一人ショッピングとは寂しいわね。彼女いないの?」
そうジュリアは疑問の表情を浮かべてデュランにはなしかける
「余計なお世話だ。そっちこそ夜の街を一人で散歩か?」
そういうとジュリアが言い返してきた
「私はそこら辺の男より強いから声をかけてもらえないのよ。そちらこそそんな無愛想だと女の子にもてないわよ?」
「はなすのがめんどうなんだ。ほっといてくれ」
デュランはめんどくさそうに返事をした
「お互い独り身同士酒を交えない?どうせ暇でしょう?」
酒という言葉をききデュランは反応した

「それはいいな。ぜひ付き合おう」
「じゃあ私の家に行きましょう」
そう言われるとジュリアはデュランと腕を組んだ
「くっつくな、鬱陶しい。歩きにくい」
「あらそんなに照れることないじゃない。それとも女性経験ははじめて?」
ジュリアは微笑を浮かべて喋る
「そんなことお前に関係ないだろう…」
デュランはこれまでの長い人生で色々と経験したが女性経験だけは皆無に等しかった
「そんな照れる顔お客さんには見せられないわね。クールなデュランさん?」
ジュリアが一枚上手だと思ったデュランは溜め息をついた
(はぁ…めんどくせぇな)
そう思いつつしばらく歩くとジュリアの家についた
「ただいまー」
そうジュリアがいうとジュリアの父と母が出迎えた
「おかえりジュリア。そちらは噂のデュランさんだね?前の試合では娘がお世話になりました」
そうジュリアの父が言った
「ええ。このまえの試合では娘さんには驚かされました。なかなかの鞭さばきでしたよ」
俺はジュリアの前でこの前の戦いぶりを誉めた
「お世辞はいいから上がって。お酒もってくるから」
そういうとジュリアは家の階段を上っていった。デュランはジュリアの父親に居間に誘導され椅子に座った

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