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ジェノサイダー
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ジェノサイダー 15

(あぁ…やばい…景色が歪む…なんか俺は冷めた奴ってことになっるのか?どうすればいいんだ…)
思考能力が限りなく低下しているデュランにジュリアは話しかける
「ちょっと、大丈夫?」
(なんかいってんな…また冷めた奴とかいわれてんのか?俺だってな男なんだ…やってやるぞ…)
デュランは気を失いジュリアを押し倒した
「俺だってなぁ…やるときはやる…ぞ…グゥ…」
デュランはジュリアを押し倒したまま眠ってしまった
(結構気にしてたのねぇ…寝顔が可愛いこと…近くの宿にでも今晩はとまるかな…)
そう思いつつ酒場をでたジュリアはデュランを引きずって宿に泊まった
(うぅ…頭が痛い。俺はいったいなにをしたんだ?)
デュランが目をさますととなりにはジュリアが眠っていた
(ああ、そうか。酔い潰れて眠ったんだ…)
そのときジュリアが目をさました
「おはよう。昨日の夜も激しかったわぁ。ふふ」
「もうどうとでもいってくれ…」
「冗談よ。デュランが倒れてからここまで運ぶのに苦労したのよ?」
「そうか…悪かったな…」
「それはそうと一週間後に任務があるからゆっくりと休憩をしなさいだって」
ジュリアから話を聞いたデュランは身支度を整え二人揃って宿をでた。これからの地獄のような戦いに備えるべく二人は英気を養ったいた…

1週間後─

デュランとジュリアは紅蓮の特殊部隊として、漆黒の拠点侵入に参加していた。
「先に話したように、本作戦の目的は仲間の救出である、敵の殲滅ではない」
ラドゥという指揮官が5人の部下に向かって冷静にそう言った。
隊長は話し終えると小さな窓から遠くを見つめた。舗装されてない道がトラックを揺らし、中にいるデュランたちも同じく揺れた。

デュランたちは賞金稼ぎとして名高い三人とその任務につけられている。
・オルガ…筋肉質の男で愛称は“不死身”、今までの戦いで誰も彼の傷ついた所を見た事がない。
・ヴァレラ…ジュリアに負けないぐらい美しい女性、愛称は“ゴースト”何でも攻撃がすり抜けるという噂。
・ジル…賞金稼ぎNo.2の男、愛称はそのまま“No.2”戦車の砲弾でびくともしないらしい。

「…嘘くさい」
デュランは口元をヒクヒクさせながら、ジュリアの情報を疑った。

「特にNo.2、何で最前線じゃなくてこんな特殊部隊に?おかしくないか?」
「人質になってるのが紅蓮の重役って話よ」

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