PiPi's World 投稿小説

ジェノサイダー
その他リレー小説 - ファンタジー

の最初へ
 11
 13
の最後へ

ジェノサイダー 13

「そういえば、ジュリアは毎日夜に家を抜け出してなにしてたんだ?」
その言葉にジュリアはギクっとした
「えー、とね…それはね…」
「答えられないことなのか?」
「実は紅蓮に志願するために夜に鍛練してたのよ。武闘大会以来ろくにしてなかったから…」
ジュリアは紅蓮に志願しても足手まといにならないように以前よりも技に研きをかけていたのだという
「そうだったのか…変にうたがってわるかったな。てっきり浮気でもしてると思ったよ。ジュリアは綺麗だからな。声をかけられてもおかしくないだろう?」
「もう、私を信用してないの?ひどい人ね」
笑いながらそんなことを話していると一人の女教官が待合室にはいってきた
「おらぁ!!ボンクラどもぉ!!だまって私の話をきけぇ!!」
女教官が荒っぽい言葉でしゃべると待合室の空気が一瞬で固まった
「これから審査をおこなう!!これにうからなかったら紅蓮にはいるのはあきらめな!!審査の内容はいたって簡単だ!!そとにでてこれから賞金首をたおしてこい!!やり方はなんでもいい!!3人たおしたら、たおした証拠を私にみせろ!!健闘をいのる!!」
女教官が待合室からでていくと一斉に賞金稼ぎ達が外に向かった
「がんばらないとね。デュランなら余裕でしょ?」
「ああ」
二人そろって待合室をでていき街の外に行くと既に街にせめてきていた漆黒の連中とはげしい戦いがおこっていた。武器のぶつかりあう音や怒号、悲鳴、断末魔、勝利の雄叫び。そして地面は賞金稼ぎと賞金首の血で真っ赤に染められていた
「さてちゃっちゃと賞金首をたおすか。怪我しないようにしろよ?」
「わかってるわ。デュランこそ私をおいて死なないでよ?」
「わかってるさ…」
会話を終えた二人はわかれて賞金首をたおしにいった
「賞金稼ぎがこんな美人とはな。拉致って犯してやりたいぜ」
ジュリアの目の前には下品な言葉をしゃべる賞金首がいた
「あいにく貴方みたいな下品な殿方にあげる体はないの。おとなしく倒させていただけるかしら?」
ジュリアは呆れた顔をしたが瞳には怒りの感情が現れていた
「なら力づくでやってやんよぉ!!」
賞金首の男は手にもった斧で力任せに切りかかった。斧は地面に深く突き刺さりまわりは土煙に覆われた
「やりすぎちまったな。こんなんじゃ原型もとどめてねぇな」
賞金首が微笑を浮かべると金色に輝く鞭が賞金首の首を掴んだ
「これは大物が釣れたわね。斧を持った危ない人なんて滅多につれないんだけど」
ジュリアの黄金の鞭をくらった賞金首は呼吸ができなく酸欠状態におちいっていた
ジュリアは鞭で賞金首の体を自分に引き寄せ倒れた賞金首の腹に足をのせると力をいれ少しずつ賞金首を苦しめた
「さあ、あなたの漆黒に所属している証明書をだしなさい。早くださないとお腹を踏み潰すわよ?」
ジュリアの顔には勝利の笑みが浮かんでいた。それを離れてみていたデュランは恐怖を覚えたという
(怒らせるのはご法度だな…殺される…)
冷や汗を流すデュランをよそにジュリアは賞金首から黒いダイヤモンドがついた証明書を受けとると賞金首の頭を強打し気絶させた
まわりの賞金稼ぎや賞金首もこの光景に恐怖を覚えた

SNSでこの小説を紹介

ファンタジーの他のリレー小説

こちらから小説を探す