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デストロイヤー
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デストロイヤー 10

そう思いつつまた道をあるく。1時間ほどあるくと小さな村にたどり着いた
(のどかな村だな)
村の中をあるいていると立て札が目にはいった
(なになに?野党出没注意?これは…)
しめたと思い俺は村長の家に赴いた。村長の家の前に立ちドアを軽く2回叩いた
「どなたさまですかのぉ」
出てきたのは白髪頭の老紳士だった
「こんにちは。最近ここらへんで野党がでているという情報を聞いたのですが、その野党について詳しい情報を持ち会わせていないでしょうか?」
「初対面でなかなか物騒な話をしましのぉ。まあ家にはいりなされ」
家に入り今の椅子に腰かけた
「俺はデュランという賞金稼ぎです。ここら辺を歩いているときにこの村をみつけ野党が出没するという立て札を見つけたものですからなにか詳しい情報が手に入らないかと貴方の家に」
ことの経緯をはなした
「そうですか。野党についてですがワシは詳しい情報は持ち会わせていないのですよ。ただ二人組のおかしな力を使うとだけは聞いています。なんでもいま流行りの魔法とか言うものだとか」
村長から聞いた話によると野党は二人組の男。魔法をつかい氷を出したり雷を呼び寄せたりするそうだ
(これはやっかいな相手だな)

それから興味深いことを聞いた。なんでも普通の農民などには手を出さず悪どいことばかりしている地主などしか標的にしないらしい
(じゃただの義賊ということか。しかし魔法を使えるというのだから接触を試みてみるか)
「いろいろな情報ありがとうございました。それでは失礼します」
「ではデュランさんもお達者で」
村長の家をでて村から情報をあつめた。
(この村から北にあるいて10分ぐらいのところに地主の家があるのか)
村の人たちの話によると先代の領主は人望に厚く税の免除など村人やほかの領主にまで信頼をあつめていたらしい
しかしいまの領主になってからはうってかわって税を増やしたり村の若い娘を屋敷につれこんではもて遊び捨てるのだという
(いまの地主なら襲われる可能性があるな。今晩あたりに屋敷の周辺に待ち伏せしてみるか)

―そして夜

屋敷のすぐ近くの森で煙草を吸っているとき屋敷が轟音とともに光った
(あれは落雷か?屋敷の上にだけ不自然な雲があるな。あれが魔法か)
そして煙草を揉み消し屋敷のほうに走った
「なにものだ!!我が屋敷に魔法をつかいおって!!」
俺が屋敷につくと領主が声をあらげていた
「最近ここら辺でちょいと有名になっている野党だよ。聞えがわるいけど」
野党と名乗った二人組は顔まで隠すフードを着ていた
(あれが例の二人組だな。片方は身長185cmぐらいで体格はガッチリしているな。片方は160cm台の細身だな)
二人とも全身をかくしていて顔は見えなかった。しかし情報では男二人組と聞いたが片方は女にも見える
「おらぁ!!とっとと蓄えてた物をだせぇ!!さもないとてめぇの首を吹き飛ばすぞ!!」
背が小さい方がドスのきいた声で叫んだ。俺の耳が正しければ女の声だ
「まあまあ、そんな怒らなくても」
「うるせぇ!!こういうやつは性根から叩き直さねえといけねぇんだよ!!」
コントのようなやりとりをしている

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