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デストロイヤー
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デストロイヤー 11

(なんなんだあの二人組は?まじめにやってんのか?)
領主は声にビビりつつ館にある金品を執事たちにあつめさせ背が低い方に差し出した
「ものわかりがいいじゃねぇか。よし帰るぞ…とその前に、そこのてめぇ面出せ」
背の低い方が俺をよんだ
「感がいいな。流石といったところだな」
そういうと俺は屋敷の扉から中へ入っていった
「てめぇなにもんだ?屋敷を狙うわけでもなく野党狩りをするわけでもなく」
「ちょっとあんたらに興味があってな。なんでも魔法をつかうらしいじゃねぇか」
「見世物じゃねぇぞ」背の低い方が睨みつけてくる。そして俺の目の前が閃光につつまれた
「ちっ!!」
目をつぶった俺の背中に手が触れられていた
「とっとと寝んねしな」

そういうと同時に背中に電流がながれた
「ぐっ!!」
とっさに離れ直撃はまぬがれたが背中が痛い
「かすっただけで鯨も気絶する電圧をながしたはずなのになんで動ける?」
背の低い方がといかける
「しったことか。てめぇを倒して魔法の使用方法を教えてもらうぞ」
そういって鉄塊を手に走りだし一気に降り下ろすと背の高いほうが氷の盾で攻撃を受けとめた
「こいつには触れさせんよ」
「なにボサっとしてんだ!!その生意気なやつをとっとと仕留めろ!!」
「へいへい。わかりましたよ」
そういうとまわりの温度が急激に下がり手には氷でできた巨大な剣をもっていた
「さてこれで終りだ」
背の高い方が一気に剣を振り上げ斬りかかってきた。それをよけ反撃しようとすると地面から氷柱が無数に飛び出してきた
「まじかよ!?」
「避けきれまい!!そのまま果てろ!!」
このままだと串刺しになってしまう
「はぁっ!!」
高速で回転し鉄塊で氷柱を薙払った
「なに!?」
相手はよほど仕留める自信があったのか驚愕の色を隠せない
「やりかたが甘いんだよ!!やるなら一撃必殺!!」
そういうと背の低い方は両手を前に突きだし力を集中すると一気に雷光が集まってきた
(なんだあれは?)
俺は本能的に危険を察知した
(くらったらまずい)
背の高い方は避難している。次の瞬間稲妻が俺の方向に向かって飛んできた
「くたばれぇ!!」
俺はとっさの判断で鉄塊を床に突き刺し上にとんだ。稲妻は鉄塊に直撃し電流が地面に放電された
「畜生、しとめれなかったか!!」
上にとんだとき壁を蹴り背の低い方の背後をとった
「形成逆転だな」
背の高い方はお手上げ状態である
「仕方ねぇな。とっとと首でも何でももっていけ」
「さっきいっただろ?魔法について教えてほしい」
「それは無理だな」
「なに?じゃあどこで教わったぐらいなら教えることが出来るだろ?」
そう問掛ける
「ああ、それなら問題ない。ここから西に3日ほどあるくと街がある。そこに占師のじいさんがいるからそいつに教わるといい」
「そうか分かった」
俺は床に刺さった鉄塊を抜きとり館をでようとした
「お前の名前は?」
「デュラン」
背の低い方は頭のフードをとった。金髪の25歳ぐらいの女性だった。背の高い方も頭のフードをとる。渋い顔の30歳ぐらいの男だ。
「デュランか。覚えておくぞ」
そのことばを聞き俺は走り出した

(そういえば名前聞いてなかったな)

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