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デストロイヤー
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デストロイヤー 1

俺の名前はデュラン
18歳の賞金稼ぎだ
しかし18歳といってもたぶん生きてきた年数は100年をこえているだろう
ひょんなことから不老不死になってしまい毎日あてもなく旅を続けてる

「腹へったなぁ…不老不死になっても腹はへるなんてまったくやってらんねぇよ」

ぼやきながら俺はリュックからパンをとりだし近くの森の入り口の木に腰かけ自分の武器をおいた
まあ武器といっても長方形の鉄の板に穴をあけ持てるようにしたただの鉄塊だ
もうひとつの武器の短剣は腰にいつもつけている
パンを食べ終え煙草をとりだし一服したところで近くで悲鳴がきこえた
悲鳴が聞こえた場所にいくと案の定女が複数の男におそわれそうになっている。俺は女の服に手をかけた男に渾身の膝蹴りをお見舞いしてやった
「いい大人がよってたかって女を強姦か?まったく愉快だね」
膝蹴りをくらった男は気絶して仰向けに倒れている
「てめぇ、なにしやがる!!」
リーダーと思われる男が叫んだ
「なにといわれてもなぁ、ただの暇潰しだな」
俺がそういうと逆上した部下らしき男が剣で斬りかかってきた。
「生意気ぬかしてんじゃねえぞ、ガキが!!」
斬りかかる剣を左手でもった鉄塊でうけとめすかさず右ストレートをくらわす。男は顔面にもろにパンチが入り気絶。
「もっと楽しませてくんねぇかなぁ?」
俺は首をコキッとならしリーダーの男を睨みつけた
「この化け物が!!殺してやる!!」
男が斧で斬りかかってくる。それをよけ体を回転しバッティングの要領で鉄塊をあいてに腹にぶちこみそのまま5mほど吹き飛ばした
「だいじょうぶですか?」
相手は20代前半のなかなか美しい女性だった
俺はそう訪ねたが女性はまだ強姦されかかったときの恐怖心がのこっているらしく俺を涙目でみている
「とりあえずここは危ないから安全なところにでもいきましょうか」
女性は首を下にうつ向けた
とりあえず倒した男達から金品を奪っておこう
賞金稼ぎといっても都合よく金が入ってくるわけでもない
とれるところでとって置く
あるていど盗ったところで女性の腕を軽く掴み自分の荷物を置いていた場所に戻った
薪に火をつける
俺が新しい煙草に火をつけ口から煙を出す
女性はやっと落ち着いてきたらしくようやく喋りだした
「助けていただいてありがとうございます」
女性は震える声で話した
「あなた名前は?」
俺がそう問掛けると女性が答えた
「私の名前はディアナ。この近くの村で農作物をつくりながら生活してます」
「へぇー。そういえば俺の自己紹介まだでしたね。俺の名前はデュラン。賞金稼ぎです」
俺は手短に自己紹介をした
「まだ若いのに賞金稼ぎですかぁ」
「まあ賞金稼ぎといってもまだまだ駆け出しですけどね」
俺は笑いながら答えた。駆け出しといったのは自分が不老不死を隠すため。普通の人なら不老不死と聞いた瞬間俺を疑うか化け物扱いするだろう。不老不死っていうのも厄介なもんだ

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