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デストロイヤー
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デストロイヤー 9

「というか1年前じゃなくて4年前なんだがな」
「あらそんな小さいこと気にしてちゃ駄目よ。私との遊びを心から楽しみなさい」
そろそろ潮時かと重い俺は鎖で繋がれている両腕に力を込め鎖を引き千切った
「な!?なんていう力なの!?」
「あいにく俺はM男君じゃないんだ。ほかの男をさがしてくれ」
「あなたを捕まえないと私の首が飛ぶのよ!!意地でもつかまえてやる!!」
女というのは心底恐ろしいものだなと思った。俺はマリアを突き飛ばし近くにおいてあった自分の服を手早く着ると武器を手にし走り出した
「追え!!そいつを逃がすな!!」
地下を走り抜け追ってを払い除けつつ俺はひたすら城の出口を目指した
(まったく。俺は女運が悪すぎじゃないのか?)
己の女運を呪いつつ出口を目指す
(やっと出口か)
そう思ったのもつかのま入り口には城の兵士が500人ほど集まっていた
「いい大人がよってたかって鬼ごっこか?」そういうと既に待ち構えていたマリアが言った
「あなたのための特別な遊びよ。存分に楽しんでいらっしゃい」
(この程度なら余裕だな。早く切り抜けよう)
「お前せっかくの美人なのにこんな仕事してたら彼氏もできないぞ?」
「うるさい!黙れ!」
マリアを挑発した俺は兵士の群れに突っ込んだ
「かかってこいやぁ!!」
そういうと同時に一人の兵士が走りだしほかの兵士も一斉に走り出した。一番最初に走ってきた兵士に右ストレートを喰らわし気絶したところを掴みジャイアントスイングの要領で振り回しぶんなげた。そして30分ほど戦い兵士の数は100人ほどになっていた
「マリア様!!まったく歯がたちません!!このままでは全滅です!!」
「クッ。あの化け物め!!」
くやしがるマリアの表情を見つめながらいい放つ
「まだやるか?それとも逃げるか?俺を倒すんだったら特大のドラゴンを5匹は用意するんだったな」
そういうとマリアと兵士達は城の中にもどっていった
(最近ロクな目にあってねぇな。厄日か?)
そんなことを考えつつ城下町目指して走った。騒ぎを聞き付けた野次馬が俺をみている。

(さてこれからどうしようか)

煙草を吸いながらそうかんがえているといつのまにか夜になっていた
(寒いな…。いつのまにかそんな季節か…。焚き火でもするか)
そこらへんの枯れた落ち葉や枝を積み火をつけた
(毎日当てもなく旅を続けるのもそろそろ飽きてきたな。これからどうする?いま流行りの魔法と言うものを取得してみるか。時間がかかりそうだな)
そんなことを考えつつ眠った
翌日目をさまし道を歩きながら考えていた
(魔法を覚えようとしたもののどこにいけばいいのやら。そもそも簡単に覚えられるのか?西南にある魔法都市に魔法を習わせている学校があると聞いたが…)
色々考えているうちに俺はあることに気が付いた
(金がない!!)
やってしまったとばかりにうなだれる
いままでの逃走費用でほとんど金を使い果たしてしまったのだ
(どうする俺!?どうする!?)
そのとき俺は閃いた
(久々にデかい賞金首を捕まえよう。最近は小者しか捕まえてないからな)

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