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デストロイヤー
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デストロイヤー 4

ボスはそう喋りつづけて発言した
「しかしその瞳の奥にやどる炎のようなものはなんだ?とても子供のものには思えないな」
「そちらこそ。その歳で組織のボスとは恐れいりますね」
「なに簡単なものだ。気に入らないやつがいたら叩き潰せばいい」
「で、その組織のボスが俺になんのようですか?」
俺がそう訪ねるとボスは顔を赤らめながら喋る
「いや、そのなんだ…。あの…」
暫しの沈黙
俺が振り向き帰ろうとしたそのときボスが恥ずかしそうにいう
「私と付き合ってくれんか?」
その言葉をきき呆気にとられた
(おいおい。いままで行きてきた中でこんな告白受けたことないぞ)
呆気にとられるのも当たり前である。組織のボスが女であり、しかもそのボスに告白されるのだから
「お前のその強さと心意気に惚れたんだ」
さらに恥ずかしそうに喋る。どうやらこちらの情報は組織に筒抜けになっているらしい。さすが国家レベルだと感服した。それと同時にまだ若い女の人なのだなと考えていた
「付き合うのか?付き合わないのか?どっちなんだ?」
しばらく考え俺は答えた
「若い美しい女性からの告白を断るほど俺は無粋じゃありませんよ」
微笑を浮かべながらいい放つとボスは照れながら話す
「そうか!そういえばまだ自己紹介がまだだったな。私の名前はエリーだ」
小説みたいな展開だなと俺は考えながら話を聞いていた
「年齢は19歳。たぶんそちらより年上だろうが敬語ではなく普通に喋ってくれ」
「俺の名前は…」
「デュランだろう?部下から話は聞いている」
「情報がまわるのが早いな」
「組織をなめてもらっては困るな」
笑いながらエリーは答える
(まあなんか面白そうだししばらく付き合ってみるか)
そう思いつつ俺はその場をあとにしようとした時エリーがはなしてくる
「組織のボスの彼氏が街の宿にとまるわけにいくまい?家をよういしてあるからそちらに向かおう」
「準備がいいんだな。ではそちらに泊めてもらうとしますかね」
エリーと部下達と数分歩くとそこには豪華な家があった
「これまたでかい家だなぁ」
「気に入らなかったか?」
「いや、むしろ気に入った」
そう答えるとエリーは満足そうな笑みを浮かべ扉を開ける
「中に入るがいい。今日からここがお前の家だ。私はまだ仕事が残っているからさっきの建物にもどる。なにか不具合があったら部下にはなしてくれ」
そういうと別れ際にエリーは唇を俺の頬に触れさせた
「じゃあまた」
そういうとエリーは部下を引き連れ人混みに消えていった
(年頃の女性というのは可愛いもんだな)
そう思いつつ俺は家に入り家の中を探索した
あるていど探索を終えると俺は家を出て街を散歩していた
(そしきのボスと親密になったのはいいがこれからどうしようか。ディアナの件だけではないだろうな。ほかにもまだ苦るしめられてる人が大勢いるはずだ)
そんなことを考え煙草をすっていた
(考えたところで仕方ないか。家に戻ろう)
外はすっかり夜になっていた。家にたどりつき扉を開けるとなかからエリーがでてきた
「帰るのが遅い!逃げたかと思ったではないか!」
(逃げる理由なんてないんだがなぁ)
そう思いつつエリーの頭をぽんぽんとたたきすまないと謝った
「飯は食べたのか?食べてないなら私がつくってやろう」

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