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デストロイヤー
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デストロイヤー 29

「名前はデュラン。出願理由は団体行動が面倒なため。戦闘力は20万ですか。問題ありませんね」
冷静に受付の天使が対応していた。受付を済ませ遊撃部隊の待合室に待機していると一人の天使が話しかけてきた
「よお。お前この部隊の新人だろ?なんでまたこんな危険な部隊に出願したんだ?」
問掛けてきた天使はグレイと名乗った
「俺の名前はデュランだ。出願理由は団体行動がめんどうだったからだ。そっちこそなんでこの部隊に?」
「ん?いや、個人的な理由だ。それよりお前のライセンスを見せてくれよ。ここでは部隊長クラスの実力じゃないと死ぬぜ?」
ちなみにグレイの戦闘力は15000だという。そして俺のライセンスを見せるとグレイは他の天使同様驚いたが恐怖は抱いていなかった
「20万ってお前は化け物か?でもお前みたいなヤツがいればあいつを…」
「あいつ?」
「いや、気にするな。独り言だ。それよりお前すごいもん身に付けてるな。その銀色の小手はたしか連合軍の秘密兵器だったような。あとその鉄塊と短剣。自己再生をする特殊な金属を組み込んだ鉄で出来てるな」
グレイの博識に俺は驚いた。それと同時に自分の武器の凄さにも驚愕した
「そんなにすごいものなのか?」
「すごいもんなんてものじゃねぇよ」
さらに詳しく話を聞くと俺の持っている鉄塊と短剣は1000年に一回しかとれない希少な金属を鉄に混ぜたものだという。その金属を混ぜた鉄は永久的に錆びず、破損しても勝手に再生され、持ち主の手を離れても勝手に戻ってくるのだという。その合金の加工技術はすでに失われいまは幻の武器として言い伝えられているらしい。そしてグレイから色々な情報を聞き俺は宿舎にもどり眠った


―翌日
遊撃部隊の初任務が俺に与えられた。任務の内容はD国の天使たちが立てこもっている要塞を単独で落とすというやりがいのあるものだった

俺は任務の説明と敵の情報について書かれていたレポートを見ていた。レポートにはこう書かれていた
(要塞の面積は不明。ただとてつもなく広く地下もあると推測される。地下水脈がありそこからの侵入が可能。敵の数は3万人程度。平均戦闘力は850だがD国の実験で作られた人工生物の細胞を投与された兵士は5千ほどの戦闘力があるので注意が必要。また敵の兵士は確実にトドメを刺すこと。補足として要塞の中央に巨大な建物があるが、これについては詳細不明なので最新の注意を払うように。新兵器導入の情報もあるので厳重注意をするようにし目撃しだいレポートをだすようにすること)
レポートをみていて疑問に思う点がいくつかあった。まず敵の兵士を確実に仕留めること。そしてD国の人工生物の細胞だ。確実に仕留めなければならないのはこの人工生物の細胞が原因だろうか?。そんな疑惑を胸に秘めつつ宿舎に戻り作戦決行日まで待った


―作戦決行日
支度を整え連合軍本部を出発し南の方向に5時間ほど俺はあるいていた
(要塞か…いままでの力押しの戦法でいいだろ。侵入なんてややこしいことは性に会わないしな。秘密兵器を使ういいチャンスでもあるしな…)
そして要塞にたどり着いた。望遠鏡で見ると敵の天使達は黒い鎧を身に付けていた

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