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デストロイヤー
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デストロイヤー 24

さらにレオンは話を続けた
「まだお互い若いのによ…あんまりだと思わねぇか?」
寂しそうな表情で俺にレオンは話しかけてきた
「じゃあなおさら頑張らないとな。考えてる暇があるなら事態を解決することを優先するべきだ。考えても仕方がないからな。俺も協力するさ」
レオンはありがとうと礼をし眠った


―翌日

俺達は順調に塔を上っていった。襲い来る魔物を薙ぎ倒しながら宝を入手しつつひたすら上っていった

―2000階
「やっと2000階だな…」
レオンは度重なる戦闘で疲労がたまっていた
「ああ、もう何日いるのかさえわからないな…」
溜め息をもらしつつ更に俺達は塔を上る。そして俺達以外にもここまで上ってきた人を見付けたので話しかけてみた。その人物は困りはてた様子だった
「どうしたんですか?」
「いやぁー、まいったね。次の階にでてくる魔物が強すぎてぜんぜん進めないよ。なにしろ色々な動物の体を有している伝説の魔物キメラがいるんだよ」

―キメラ
ライオンの体に蛇の尻尾、羊と竜と虎の頭をもつ謎の生物

(本でみたことがあるが、実際に出てくるとはな)
俺が考えているなかレオンが歩き出した
「とりあえず行ってみるか。そのキメラとやらを拝んでみようぜ」
俺達が階段を上るとフロアには危険な臭いが充満していた
「キメラどころじゃないぞ。巨人や悪魔までうようよいるじゃねぇか」
いまだこの塔の最上階をみたものがいないことを今思いしった
「これからが本番ってところだな」
レオンは緊張の面持ちで俺にいった
「俺はまだこんなところで帰るわけにはいかない。あいつの元に帰るまでになんとしてでも秘宝を手にいれてやる!!」
「ああ、レオンの彼女のためにも頑張らないとな」
そして鉄塊を手にとりキメラに向かって走り出した。それと同時にレオンも剣を抜き走り出す

「うおおお!!!」
俺は叫びながらキメラに斬りかかった。つぎの瞬間キメラは断末魔をあげることなくただの肉塊に変わった
「まだまだぁ!!」
気合いを込めて一つ目の巨人に走りだす。炎を右手に込め跳躍し顔面を殴ると同時に炎が炸裂した
「消し飛べ!!」
一つ目の巨人が倒れる。それをみていたレオンにも気合いが入る
「おりゃあああ!!」
レオンの手に持つ美しく輝く剣が悪魔を切り裂く
「どうだ!!」
そのときレオンの後ろから一筋の斬撃がとんできた
「しまった!?」
レオンは冷や汗を流す。しかしとっさに俺がその斬撃を鉄塊で受けとめた
「油断大敵だな」
レオンに斬撃を放った奴はさっき進めないでこまっていた人物だった
「ちっ。化け物共を始末させてから進むつもりだったが。こんなにも強いとはな。宝をとられる前に殺してやる」
睨みながらそいつは俺に話しかけてきた
「あいにくお前みたいなやつに負けるほど弱くないんでな。灰にするぞ?」
キッとにらみつけ受けとめた剣を弾き飛ばし鉄塊をもった手で殴り飛ばした
「ゲス野郎はとっとと帰りな」
男は壁に叩き付けられ気絶した。すると男の体は光に包まれ消えた
「気絶するとあんな風になるのか。気を付けないとな」

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