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デストロイヤー
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デストロイヤー 22

作戦に加わっていた者は全員無事らしい。急に敵が動かなくなりそれを一気に畳み掛けたそうだ。その話を聞いたあと俺は首領のことと俺の不老不死の力や魔法のことについて話した。ただあまりにも現実離れしていたため半信半擬のものがほとんとだ。俺はあの戦い以来緩やかに年をとりつづけている。普通の人間の10分の1の割合だ。そして作戦に加わったメンバーと酒を飲み明かした


それから数日後

俺はまた旅にでていた。まだ残党が残っているかもしれないという不安感と未知の敵との期待感を胸を道をあるいていた
(さてこれからどこにいこうか…)
(50年ぶりにあいつのところにいってみるか。一応婚約者だしな。指輪つけてないから怒るだろうな…)
そう考えつつ俺はべつの事も考えていた
(不老不死の霊薬はまだあるだろうか?不老不死の体じゃないのにあいつにあったら死んでしまう)
鳥肌が立つような恐怖感を覚えつつ歩いた


―三日後
俺は街にいた。これから俺の人生で愛した人物の元へ。そして俺が一番恐れている人物の元へ…


「ただいまぁ」
そういい目の前の家の扉を開けると目の前から鞭がとんできた
「おかえりなさい、デュラン。50年間もどこにいってたのかしら?」
額に青筋をたてながら喋るこの人物は俺の婚約者のジュリアだ
「いや、その各地を転々と…」
ジュリアの鞭がとんできた
「いいわけするなぁ!!とぼけてると拷問するわよ!?」
ジュリアは50年前に俺同様ひょんなことから不老不死になってしまいそれから俺と結婚している。年齢は20歳だ。結婚してから30年ぐらいは一緒にすんでいたが普通の生活にも飽きたので旅にでてから50年間あっていない

「ふぅ、まあいいわ。どうせいつか会えるんだし。で、私になにか用があるんでしょう?」
「霊薬を俺にくれないか?」
この50年間のことをジュリアにはなした
第三勢力のことやいままでの経緯をはなした。しかしエリーのことだけはふせておいた。以前俺が不良にからまれている娘を助けて家に送っている事を目撃されジュリアが烈火のごとく怒りくるったことがあるからだ。ちなみにエリーとは肉体関係まではいたっていない。もともといなくなるはずだったからだ。一番の理由はジュリアだが…
「で、霊薬はあるのか?」
そう訪ねるとジュリアは美しく長い金髪を揺らしながら小さい木箱から霊薬をとりだした。この霊薬は賢者の石から生成される不老不死の秘薬だ。俺が倒した首領の細胞とは全くの別物だ
「ありがとう」
そう礼をし俺は霊薬を飲んだ
霊薬を飲んだ俺は不老不死の肉体を取り戻したのが直感的にわかった
「万が一のために街の主から一つだけ買い取ってたけど。まさかデュランに使うとはね」
ジュリアは不思議そうな表情を浮かべて話しかけてくる
「でもあなたがまた強くなったなんて。すこし嫉妬しちゃうわね」笑いながら俺は答えた
「ジュリアにはかなわないさ」
「あら?それはお世辞かしら?過大評価はよくないわ」
そんな他愛のない会話をしつつ酒を飲み交しよい潰れたところで俺立ちは眠った

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