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デストロイヤー
その他リレー小説 - ファンタジー

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デストロイヤー 19

それは果てしなく長かった。そして床が上昇を始めた
「どこにいくきだ?」
「私の別荘です。さあ私の最高傑作と戦ってもらいましょう」
首領のまえの床が突然開き一体のゾンビがでてきた
「ではごゆっくりお楽しみください」
そういうと首領は忽然と消えた。エレベーターには俺とゾンビが残された
(あれは…、ディアナか…。いやもうディアナの形をとどめた化け物か)
ディアナは薄い白いローブを纏った姿だった。気のせいか前より美しい気がした
「やるしかないな…」
そう呟き俺は走りだし鉄塊をディアナに向かって振り上げた
鉄塊が虚しく空を斬り床に刺さった
(上か!!)
上を見上げるとマリアのときのように白い翼を生やし天使のようにディアナは空中をまっていた
(なんだあれは!?)
ディアナの腕が刃物状になり俺に襲いかかってきた。それをとっさによけるとディアナは床につっこみ刃物状の腕は床に深く刺さっていた
(あれをくらったらさすがにまずいな)
冷や汗を流した。いままでの敵とは違う未知の敵を相手にしているのだからなおさらだ
(どう仕留める?)
そう模索しているなかもディアナは猛烈に攻撃をしかけてくる
(焼き払うしかないな)

鉄塊に炎を込めディアナの隙をつき一気に斬りかかった
(もらった!!)
ディアナの右腕が吹き飛んだ。吹き飛んだ腕は一気に灰になった
(よし、これでだいぶんましになった…)
そう思い安堵したのもつかの間ディアナの腕が瞬時に再生された
(原型をとどめないほどに燃やすしかないのか)
そう決断し俺は身構えた
(素早い動きを押さえるにはあれしかない)
そしてディアナが再度突撃してきた。俺はわざと避けなかった。次の瞬間ディアナの腕が俺の腹を貫通した。首をつかみ逃げられないようにし全力の炎を出した
「うおおおぉぉぉ!!!!!」

ディアナの体が赤く輝き燃え尽きた
(ちっ…。やってらんねぇ…)
俺は後味の悪さとディアナの家に招待されたときに夫の正体を見抜けなかった未熟さを噛み締めた
(あいつだけは絶対にゆるさねぇ)
上昇を続けるエレベーター。それも終りのようだ。空中に浮かぶ要塞の様なものにエレベーターが飲み込まれた。中にはただっ広い空間が広がっていた
「おい、覚悟はできてんのか?」
そういうと首領が姿を表した
「あなたはまさしく私の実験の完成型だ。素晴らしい」
俺は火炎弾を投げつけた
「いちいち感に触る男だ」
「来なさい。あなたの力を見せてもらいましょう」
そういわれると同時に斬りかかった。鉄塊が首領の体を切り裂いた。首領の体が真っ二つになる
(あっけないな)
そう思ったとき声が聞こえた
「もう私には体は不要ですよ。この要塞全体が私の新しいボディーなのですから。無数の失敗作がうごめくこの星は不要です消えてもらいましょう」
「なにをいっているんだ?」
「消えてもらうのですよ。この星に。そしてまた新しい星をみつけそこで実験の最終段階にはいります」
要塞が動きだし主砲が地表に向けられた。次の瞬間狙いを定められた地表が赤い炎につつまれた

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