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デストロイヤー
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デストロイヤー 15

「え?いやぁ、あれですよ。成長が早く終わったからもう…」
俺はテキトーに誤魔化した。
「それよりさっきの化け物はなんですか?あんな生き物見たことないのですが」
そう問うとディアナの夫がはなした
「あれは最近出現した勢力に殺された人たちですよ。死んだあと体から骨を抜き取りそれを媒体に魔法をかけ動かしているんです。いわゆるゾンビというものでしょうか」
「そんなお伽話あるわけ…」
「ではさっきあなたが倒したのはなんですか?あなたも魔法をつかうでしょう?有り得ない話ではないはずです」

さらに詳しく聞くと第三勢力の本拠地は北の極寒の地にありここ数年魔法で爆発的に発展したそうだ

そしてあまりにも魔法が発展しすぎたため魔法を使用しての殺傷行為にまでいたりその勢いは止まるところをしらずいまのように西側の国が消されるという事態にまで陥ってしまったそうだ
「そいつらは本当に人間なんですか?」
「それはわかりません。なにしろ常に黒い鎧を見にまといその姿を見ただけで殺されるとの噂ですから」
「しかしそれだけの情報をなぜあなたがしっているのですか?」
「昔ある組織にいましてね。そこで情報を集める仕事をしていたものですから」
ディアナの夫から色々な第三勢力の情報を聞いたところで眠たくなってきたので眠らせてもらうことにした
(第三勢力か…。せっかく手に入れた力を試すにはいい機会だな。しかし結局は俺も魔法で人を殺すというだけでは?考えてもしかたないな。眠ろう…)

―翌朝
俺は早朝に目を覚まし書き置きを残して出ていった
(俺一人でなにができるかわからないがやれるところまでやってみよう。この不老不死の肉体を有効利用するいいチャンスだ)
不安と期待を胸に俺は走り出した


それから5年後

俺はいま敵地の真っ只中にいる。周りはすでにかこまれ敵の数は2万はいるだろう
(2万ぐらいか。今日はちょいと多いな)
そう思いつつ俺は鉄塊を手にとった。俺をみてあいての指揮官は焦っている
「あいてはあの破壊神だ!!全力で潰せ!!手加減はするな!!ここを破られることは死ぬのと同じと思え!!」
この5年のあいだ散々暴れまわったあげく敵の兵士やゾンビたちを幾度となく再起不能にしたことから俺は破壊神とよばれていた
「燃えろぉぉぉ!!」
そう叫ぶと同時に鉄塊を地面に突き刺し無数の巨大な火注で相手を焼き払った
「いまので1000人は倒したか」
そしてさらに火力を上げ数十分戦ったところ敵は指揮官だけになっていた
「くそ!!こうなったら奥の手だ!!最新作のゾンビをだしてやる!!」そういうと指揮官は箱に被っている布をとった
「さあ行け!!あいつを殺せ!!」
そのゾンビは美しかった。銀色の長い髪、綺麗な瞳、整った顔立ち…。俺は目を疑った。以前東側の国にいったとき俺に毒をもった女、マリアだったのだ。東側の国が潰されたときにつかまったのか。ただたんに運悪く捕まってしまっただけなのか。真相はさだかではないがあれは間違いなくマリアだった
「お前がなんでここに!?」

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