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デストロイヤー
その他リレー小説 - ファンタジー

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デストロイヤー 13

奥には全長30mほどの超巨大ドラゴンが鎮座していた
「お前があたらしい挑戦者か?」
(ドラゴンが喋っただと?)
「ドラゴンが喋るのが珍しいか?小さき者よ」
「はっきりいって心外だな。いままで見たことも聞いたこともない」
そういうと俺はドラゴンを睨みつけはなした
「お前の血を頂きにきた。もちろん簡単には渡さないんだろう?」
「よくわかっているな。ではいくぞ…」
ドラゴンが巨大な翼で羽ばたいた。風圧で周りの岩が吹き飛んでいる
「てこずりそうだな」
ドラゴンが急上昇し足で遅いかかってきた。
それをとっさによけ着地したところで俺はドラゴンの足を掴み振り回し壁に叩き付けた
「おりゃぁぁぁ!!!!」
何回か壁に叩き付けたところで手を離した
「どうだこのやろう!!」
ドラゴンは空中で体整を立て直した
「やるではないか!!もっと楽しませてくれよ!!」
そしてドラゴンが火炎弾をだしてきた
それをドラゴンの顔めがけて打ち返した
「くたばりな!!」
仕留めたと思った瞬間ドラゴンは打ち返された炎を飲み込みさらに巨大な炎を吐き出してくる
「マジかよ!?」
火炎弾をよけ反撃をしようとしたら地面に着弾した火炎弾から一気に炎が溢れ出した
俺の体が炎に飲まれたとき声が聞こえた
「ふぉっふぉ。すこしは手加減したらどうだ?」
師匠の声だ
「手加減していたらこちらがやられていただろう。惜しい相手を殺してしまったものだ」
(俺は死んだことになっているのか。まあこの炎のなかで生きている方がおかしいな)
そろそろかと思い俺は立ち上がった
「さてそろそろわしは帰るかのぉ…ん!?」
師匠が驚いている。俺は走った。ドラゴンの方向に走り腰から短剣を抜き取りドラゴンの足を斬りつけ傷口からでる血を飲んだ
「ふぅー…死ぬかと思った。味はワインのような感じだな」
「お主なぜ生きとる?」

「さあね。そういえばドラゴンの血を飲んだんだから魔法が使えるんだろう?」
「まて。お主にはまだ早すぎる!!このドラゴンの血は力がつよすぎて暴走して死ぬぞ!!」
俺はだまって自分の両手を見た。力が溢れてくる感じがする
ドラゴンがはなしかけてきた
「もし使うのなら頭のなかでイメージするがいい。それがお前の力になるはずだ」
その言葉を聞き頭の中で猛烈にイメージを膨らませた。そのとき脳裏に炎が浮かんできた。俺はその炎を明確にイメージした。すると両手で炎が燃え盛っているではないか
「そうか。俺の力は炎か」
鉄塊を持っている左手に力を込め勢いよく地面に突き刺した。次の瞬間目の前に火注が広がった
「まさに爆炎だな」
ドラゴンがそう呟く
「さて、もう一試合頼もうか?」
そう声をかけるとドラゴンが返事をした
「もうする必要もなかろう。こちらの敗けだ」
「そうか」
俺もそう返事をした。そのとき師匠が話しかけてきた
「一時はどうなることかと思ったわい。どうじゃ?魔法を手に入れた感想は?」
「まあまあというところですね」
「しかしお主はすごいのぉ。本来魔法は最初の習得儀式のときから1年は修行するもんなんじゃが手に入れた瞬間使えるとは」

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