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Beast Master“真”
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Beast Master“真” 82

「君が火あぶりにされてからさ〜世界中回りながら遊んでたんだけど〜昔のようだとなんかこういかにも『わたくし悪者です。』みたいな感じがして警戒されたんだよねーだ・か・ら・こ〜んな格好してるって訳」
「そのふざけたしゃべり方もですか」
「うん。なんかけっこう気に入っちゃった。面白いよ〜なかなか」
そう言いながらマントを投げ捨てる
その下からはタキシードに白手袋をした身体が存在した
「ほんじゃま、久しぶりの再会を祝って」
首をコキコキ鳴らしながらトントンッと革靴の爪先を甲板に打ち付ける
「もっかい殺したげる」
そう言うとカボチャ頭の異質な魔力が膨れあがった
「できるものならば」
弓を収め小振りの剣を抜き放つジャンヌ
「ハァッ!!」
白銀の剣が闇を裂き衝撃波がカボチャ頭に襲いかかる
「すぅ〜・・・」
それに対しカボチャ頭が大きく息を吸い込む
「『カルマ』!!」
カボチャ頭の声と同時に膨れあがった異質な魔力が衝撃波を弾き返す
「『弐式』!!」
そして風船のように膨れあがった異質な魔力が鋭い針のように鋭くなりジャンヌに迫る
だがその針を白銀の剣で斬り伏せる
「『レヴィアタン』!!『ベルフェゴール』!!」
同時に巨大な水龍と角を持つ巨大な犬が現れる
「喰らい尽していいよん」
魔界の魔王二人が叫び声を上げると空に浮かぶジャンヌに襲いかかった
「主よ我に力を!!」
二人の魔王の攻撃を高速で移動し避けながら胸の前で十字を切る
そして剣を構えると剣が眩い光を放ち巨大な刃を形作り魔王二人を切り裂く
「ヒュ〜♪やっるぅ〜」
「次はお前だ」
光が消えた剣を構えるとカボチャ頭に斬りかかる
「昔ならやれたんだろうけどね」
ヒョイヒョイッと道化師のような動きで斬撃を避ける
そして繰り出された突きを空中に黒い棒状のものを具現化させ、まるで鉄棒のようにクルリと回るとそのままジャンヌの腹部に両足で蹴りを叩き込む
「やっぱ寝過ぎてボケてるよ。ジャンヌ」
クルクル回り黒い棒の上に立つと蹴りあげたジャンヌを見る
 
「ボケているのはお前だ!!」
光を纏い巨大な光の矢と化した剣を弓にかけるジャンヌ
「!!」
次の瞬間、巨大な光の矢がカボチャ頭を貫いた

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