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MONSTER HUNTER
その他リレー小説 - 二次創作

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MONSTER HUNTER 6

しかし本来狩るべき相手はドスランポス。ランポスなど狩っている場合では無い。
ハンターは軽くあしらい、少し奥まったエリアへ走る。
そこでハンターが目にしたのは、赤いトサカ、鋭く大きい爪、そして蛇の様な双眼。
そう、ドスランポス、今回の狩りの対象である。
(ヤツはまだ此方には気付いていない、不意を打とう。)
どうやらゴーストハントを試みたらしいハンターの、渾身の刃が敵を討たんとごう、と唸る。
油断しきったドスランポスは、ひやり、とした感覚を得た瞬間、焼けるような痛みを感じた。
戦闘開始である。
ドスランポスの鳴き声と共に、ランポスが3匹現れた。
…新人ハンターにとっては大ピンチである。
そして、その新人ハンターの模範的存在である彼にとっても、それは例外ではなかった…。
(あわわ…ランポスがこんなに…落ち着け)
どうでもいい事だが、この間0,03秒である。人間、危機的状況においては凄まじい判断力を発するものだ。
ランポスをあしらえる位の余裕が出てきた。
(覚悟!ドスランポス!)
気合いと共に、ドスランポスに次々と赤線を入れていく。
しかし、効果は薄そう、やっと弱ってきた。
(待てよ。これがあったな!)

オレはドスランポス。ハンターにやられそうだ。
退却する事にする。
悪いな、狩人よ。これも手下の為だ。勘弁してくれ。
ん?何をする?
彼の目が機能を失うのは3秒後の事だ。

(HAHAHA!思い知れ!)大タル爆弾をエリア中に置き、小タル爆弾をばらまいて起爆。(爆発に巻き込まれて爆死なんて笑い話にもならないな。)
数秒後。エリア中に爆音が鳴り響くと共に、ドスランポスは深い眠りに就いた…。
(怖っ!)
彼が目にしたのは、ランポスの形の肉塊、さらにドリフコントの如く真っ黒コゲになったドスランポスの死骸だった。
(あ、俺死んだな。)そう感じたのは剥ぎ取りを終え、村へ帰るときの事。
(だって目の前に蒼リオレウス居るんだもん。)
蒼リオレウス、通称リオソウル。
人一人の運命を変えるほどの強大な力を持っており、新人ハンターが出会ったら、まず軽く捻られる。
そのバケモノが目の前にいるのだ、腰が抜けるのも仕方ない。
村はもう遠くに見えている。
ついに、リオソウルに気付かれ、これで終わりか…と呟いた瞬間、突然矢がリオソウルの両目を貫いた。
あぎゃぉぉぉぉぉん!苦悶の声を出すリオソウル。
(いったい、何が起こってるんだ…?)
(てか「あぎゃぉぉぉぉん!」って某太陽アクションRPGの3作目のラスボ「うがあっ」)
彼の思考は、突然飛んできた某とてもよく喋るヒマワリが頭に直撃したことにより止められた。
ふと、矢が飛んできた方向を見る。
そこには、全身ゴールドルナの女弓使いと、間違いなくセカンドで出るであろうディアソルテ装備の男ハンマー使いがいた。
ちなみに、基本的にこの小説ではネタバレは厳禁である。
「くそ…おて○こさまめ…」
彼は反省する気ゼロである。後で作者からおしおきを受けるであろう。

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