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MONSTER HUNTER
その他リレー小説 - 二次創作

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MONSTER HUNTER 3

3匹目のランポスが起き上がろうとしていたが、一旦武器をしまい、岩陰に向けて走り出す。途中で顔の返り血をぬぐい、岩陰であらためて武器を手にする。
ふと見ると、所々に刃こぼれが出来ていた。
(少し研いでおくか。)
腰のポーチから砥石を取り出し、刃こぼれした部分を中心に研いでいく。
  ハンターは気づかなかったが、3匹目のランポスがハンターの背後、少し離れた位置まで近付いて来ていた。
一方のランポスは、無防備に背を向けてうずくまる獲物を、その眼で見ていた。今ならいける。
そう判断し、必殺の飛びかかり攻撃の態勢に入る。
そしてそのまま、かん高い鳴き声を上げ、獲物に向けて飛びかかって行った。
ふと、自分の周りに影が差すのを感じたハンターは、左の肩越しに背後のやや上方に視線を向ける。
そこには、今まさに飛びかかり攻撃をしているランポスがいた。
(やばい!)
生命の危機を感じたか、反射的に体が動く。
反時計回りに後ろを向きながら立ち上がり、その勢いを利用して左手の片手剣を振り上げる。
次の瞬間、重い手応えとともに顔に生温かい飛沫がかかり、ランポスの体がまっぷたつになる。
(やった!倒した!)
少しだけ感慨に浸り、素材の剥ぎ取りにかかる。
1匹目からは鱗が、2匹目からは皮が、3匹目からは牙が、それぞれ1つずつ取れた。
そしてハンターはちょっとした満足感を胸に、村へと戻って行った。

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