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機動戦士ガンダムSEED Dα 閃光の少女
その他リレー小説 - 二次創作

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機動戦士ガンダムSEED Dα 閃光の少女 51

クルーゼ隊長ですら攻略に悩んだ“アメノミハシラの主”、旧五代氏族のサハク家はオーブの裏工作を司る氏族であり地球連合との繋がりもあったが……実力を持つがキラ達との対立が無いのが不思議に思う、更に未確認だがニュートロンスタンビーナ搭載ナスカ級は二隻あり一隻は核弾頭ミサイル満載した地球連合輸送艦に接近したのだが護衛役のナスカ級二隻のみと言う状態でミラージュコロイドを装備していたと仮定しても当時の勢力図を見れば無謀だ。ミネルバに匹敵する戦力となると……。
「イザーク隊長?」
「ディアッカはまだカーペンタリアか?」
「はい」
人工衛星に加えて無人偵察機も動員したいがNJの影響を最も受ける部類だ。
「ミラージュコロイドを展開しているとなるとどの伏兵になるんでしょうか?」
「地球連合のファントムペイン本隊か?」
ザフトでも知られるようになったのはマーシャン使節団の一件もある……この時は自力で脱出出来たが随伴していたアイザックは可也肝を冷やしたらしく“自分だけでは使節団の安全が図れない”と報告を入れた。程なくしてデルタアストレイに隠された秘密事項に関してはアイザックに加えてミハイルからも報告が入り議長が考え込んだと聞いた。アーモリーワン襲撃をした部隊である可能性も……グレートバリアリーフ要塞のメイン指令室に入るイザークは大画面モニターを見る。案の定アークエンジェルは割って入った。
「機体はフリーダム、そしてウェルテバスター……何処から」
シホは不思議がるがイザークは大体検討が付いた、アメノミハシラを落とそうとした地球連合が持ち込んだが鹵獲されたのだろう。
クルーゼ隊長が何故アメノミハシラ攻略を躊躇していたかは分かった、M1アストレイの試作機の一機が“オーブの影の軍神”と称される双子が共同所有するカスタム機で捕獲したMSの電気を強制放電させて吸い取る……核動力機なら別の手段で無力化する。攻略の決め手になる超ロングレンジ攻撃を得意とするプロヴィデンスガンダムはアメノミハシラ攻略戦に投入される筈であったがその前にNJCを故意に漏洩しアズラエルが核弾頭を揃えた……これがクルーゼ隊長の最後の戦いになる、イザークはミネルバに搭載された戦力ではM1アストレイの試作型では厳しい事は認識していた。



「なんなんだよ!あのバスター!!!」
ZGMFーX31S アビスに乗るアウルはMA形態で離脱を図るがまるで海中に居る事が分かるかのように超音速魚雷を放ってきたのだ。ウェルデバスターの改修機である事は分かったが装備がまるで違う。
ファントムペインの一般MSはアークエンジェルに襲い掛かるもフリーダムの全ビーム射撃の前に戦闘不能になった、恐ろしいのはコクピット直撃が一機も無い事だ。ここまで正確無比な射撃を出来ると言う事は全機コクピット直撃が出来る意味でもある。ネオは何となく回避したがこれは他のMSパイロットが正常な判断を失いかねない。ウェルデバスターの改修機は巨大なレールガンを構えて超音速魚雷を海中に居るアビスに放ち外付けのデコイや爆雷を使い果す事になるだろう。ZGMFーX24S カオスに乗るスティングが空に上がる様に叫んでいる。オーブ軍はカガリの声に混乱しており現場の地球連合指揮官も困惑している事は通信機からもよく聞こえる。セイラン家の御子息の怒号が聞こえた瞬間、タケミカヅチ艦橋にアーマードシュナイダー付ハンドガンを突きつけたストライクルージュadvancedがモニターに映る。
「……これ以上オーブ軍の損害が出るのならあの方が直々に話さないと分かってもらいませんね?ユウマ.ロマ.セイラン」
ストライクルージュadvancedの左肩に浮かび上がるサハク家の家紋と同時にタケミカヅチ真横から黒色のアークエンジェル、いやそれによく似た宇宙戦艦が出てくる……そして黒と金色のアストレイが出現した。
「ーわれの名はロンド.ミナ.サハク……旧五代氏族の一つサハク家現当主だー」
これにはその場に居た地球連合将校らがざわつく、“天空の宣言”を発したオーブの影の軍神……まさか。
「ーこれよりオーブは地球連合の同盟を破棄する……ー」
「ーふざけるなぁあああああ!ー」
シンのフォースインパルスは随伴させたシルエットフライヤーに装着ソードシルエットから対艦刀を受け取りそのまま斬り付けようとしたがミナはあっさりと回避する、機体は旧式ではない、常にアップデートされ近接格闘に特化した仕様にされている。

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