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機動戦士ガンダムSEED Dα 閃光の少女
その他リレー小説 - 二次創作

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機動戦士ガンダムSEED Dα 閃光の少女 50

アスランは先の戦争でイージスを初めとする四機のガンダムを強奪した一人だ……ミネルバ艦橋クルーなら誰もが知っている。シンもプラントで生活する様になって程なく知った事実、その頃は婚約者でもあるラクスと共に失踪状態でザラ派の市民が陰謀説を唱えていた。まあ最高評議会の面々は所在は把握はしていたらしい……。
「艦長、索敵反応……地球連合軍とオーブ軍です、識別信号敵反応」
「戦闘配備!」
アスランらはMSデッキへと急ぐ……オーブ海軍空母タケミカヅチからはM1アストレイに航空可変型MSムラサメが展開する。



アークエンジェルもミネルバとタケミカヅチとの戦闘に入る事を確認……ストライクルージュadvancedに海中戦用装備を装着する。
「頼む、タケミカヅチを……」
「カガリ様、少々血は流れますが……セイラン家の御子息を戦死させればどうなるでしょうか?」
「!!!」
カガリはマユの言葉に動揺する。

戦死ならセイラン家にも一応の顔が立つ……が、カガリとしてはユウナが更生する事もわずかながらも期待している。
「オーブ軍は撤退するでしょう、兄は躊躇なく銃口を向けますよ」
カガリはマユの僅か乍らの狂気を感じた……。
「ストライクルージュadvancedダイバー、マユ.アスカ……行きます」
マユは思う……これは下手すると影の軍神がお出ましになる可能性もある。
オーブに渦巻く反連合派が蜂起する恐れもあるがセイラン家の横暴には目が余る……マユとしてはオーブを戦火に晒したくないのだ。




大洋州連合スペースコロニー“タスマニア”……海産物/農作物の安定供給の為に建造された巨大な農園である、ユニウスセブン核攻撃事件の際には可也混乱したが大洋州連合とザフトの駐留で事無きを得ている…ユニウスセブンを失ったプラント向けに食料生産の為にフル稼働した事もある。大洋州連合は地球連合系艦艇を使用しているが地球連合との識別の為に迷彩を施している、宙域にはグレートバリアリーフと呼ばれる要塞が構築、ここを母港にしているのが“多目的用途支援艦 ウェリントン”である。イズモ級船体を流用しているのは大気圏内での運用実績を持っているアークエンジェル級はモルゲンレーテ社の技術で実現したからだ。
ザフトはミネルバのみであり手探り状態であり親プラント国家である大洋州連合に提供される見通しは立ってない……ミネルバもアークエンジェル級のシステムを採用している節もあるのでウェリントンの運用には何も言わないのだ。
「エターナル級二番艦トワイライトです」
「うむ……」
グレートバリアリーフ要塞に入るトワイライトと随伴艦二隻、今回は補給と乗務員の休息が目的の寄港である。

「ようこそ、宇宙の珊瑚礁へ」
「イザーク.ジュールだ、艦隊が世話になる」
首都奪還後初の入港となっただけにゼグとケンプファーヘイズルにヅダが見えた。
今までは隠しておいたのだろう……が、首都奪還成功を受けて機密が解除になりザフトでも見せられるようになったのだ。
「……クルーゼ隊長の事は残念でありません」
そう、この要塞基地はクルーゼ隊長がよく訪れていたので基地司令の将校とは顔見知りだ。
「人の業を背負った末に散った……俺もあの時は戦死してもおかしくは無かった、状況は?」
「ミネルバは既に地球連合&オーブ海軍との戦闘状態……ただ不明瞭なんですが大型艦らしきモノがあり人工衛星からの画像では」
イザークは嫌な予感がした、アークエンジェルにミラージュコロイドが搭載されても不思議ではない……否オーブは既にアークエンジェルに匹敵する新型戦艦を建造している可能性がある。

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