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機動戦士ガンダムSEED Dα 閃光の少女
その他リレー小説 - 二次創作

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機動戦士ガンダムSEED Dα 閃光の少女 41

国王陛下の号令に部下らは動き始めた。ルプス各機に砲撃戦と接近戦用換装装備を搭載しレオパルトにも各種装備を搭載……三隻が入港したその日から存在は把握している。ここらでお暇して貰おう。


「やはりか」
見張りからネットワークに繋がらないカメラを使った索敵により正体不明の特務戦艦の存在が確認されドミニオンの艦橋に緊張が漲る。
「スカンジナビア王国軍からです“これより防衛行動に移る、陽電子ライフルを使用する、注意されたし”」
オペレーターの声にナタルはニッとした瞬間にドミニオンとアキダリアの横を光が走り、何もない空間に衝突……そしてミラージュコロイドシステムが解かれた戦艦を見たナタルはムッとする。
「ロンバルギア級!」
「艦長、あれは計画が凍結されている筈じゃ」
「ー進められていたな、流石にブルーコスモスのメンバーに大企業経営者が居ると物事は進むなー」
ロンバルディア級はアークエンジェル級と共に開発が進められていた“次世代宇宙戦艦”である……デザイン性の良さからアークエンジェル級になったのだが……ミラージュコロイドを展開していた事は明白だ。ユニウス条約違反である、領海外でも近ければ猶更だ。
「ー艦長、操船は任せる……ー」
モーガンはキリッとした表情になる、自分が知らないMSが出てくる可能性は極めて高い……。
「アークエンジェルが前に出ます!」
「ラミアス艦長!!!」
「ーバジルール艦長、火星圏コロニー使節団の護衛を優先に、ここは引き受けますー」
いつの間にかフリーダムが展開しストライクルージュadvancedも随伴している。
「……すまない、ヤマト准将」
「ーもしアキダリアが沈められたら取り返しがつかないか……ヤマト准将、貴方の様な将校がユーラシア連邦に多くないのが悔やまれるー」
モーガンの言葉にナタルも思う。アークエンジェルはロンバルギアを引き付ける様にして砲撃を開始……スカンジナビア王国軍にこれ以上迷惑はかけられないのだ。


「噂に聞くロンバルギア級、陛下」
「うむ、政府は建造計画を中止したが企業が自前の工廠で建造したのだろう……防衛大臣、情報部からの報告通りだったな」
流石にブルーコスモス思想に汚染された連合軍もスカンジナビア王国領土内に砲撃すればどんな事になるのか分かるようだ。
「ー国王陛下、野犬が迷い込んだようですわ……駆除しますー」
「ロベルタ、穏便にな」
防衛大臣も首相も驚くが不幸な事故だ、よりによってシモヘイヘの再来とも言われている彼女はレオパルトを操作しルプスが牽引しているカーゴユニットに置いてあったローエングリンスナイパーライフルを構えた。
「ー陛下、あのような者に情けは無用ですー」
ジュネレーターが唸り光が収束しトリガーを引くと咆哮を上げた……一筋の光線は未確認の四足歩行MA数機を通り抜けた瞬間に爆散した。
「……演習場内でたすかったのぉ」
少し離れた場所に居た後続機は引き返すもロベルタが操縦するレオパルトはローエングリンスナイパーライフルを置きリニアカタパルトライフルを構えトリガーを引くとその機体は吹っ飛んだのである。

「……ふむ、少々威力があり過ぎるな」
国王陛下としては流血は避けたかったが無差別攻撃を指示した黒幕は察しがついていた。



「全機撃破っされた!!!」
ロンバルギアの艦橋にて艦長の傍に居た司令官が叫ぶ。国王陛下の暗殺を手土産にすると豪語したワイルドダガー隊は全滅し、スローターウィンダム隊も芳しくない、寧ろフリーダムの各種ビームをギリギリでよく回避している。
「陽電子砲を長距離射程でミラージュコロイドをダウンさせただけはあるか……司令官潮時ですよ、相手はクルーゼ隊も落とせなかったアークエンジェルだ」
艦長は指示を飛ばす……あの陽電子スナイパーライフルが一つしかないとは考えにくい。射撃のターゲットはごめんだ。

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