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機動戦士ガンダムSEED Dα 閃光の少女
その他リレー小説 - 二次創作

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機動戦士ガンダムSEED Dα 閃光の少女 29

「キラ!!!」
「カガリは嫁いだ方がオーブの為になったと思う?もう少し選択してもよかったんじゃないのかな?」
姫様抱っこ状態でコクピット内にカガリを収容したキラはいう。
「ムラサメか」
「キラ」
キラはムラサメが墜落する様にしてビームの標準にして打つ。
「もう三機?一機はアンノン?」
ビームを放ち二機のムラサメは墜落するがアンノンのMSは立て直した。キラは構えるが今朝未明に見た漆黒のガンダムを見て思う……これ終わった後に氏族にされるかもしれないな。
「ミナ、そのMSはマーシャンだ!先のプラント核攻撃の際にも参加している!」
「ーそうか、では公人として外交対応する。カガリよ……あんまり兄や大天使の艦長に迷惑をかけるではないぞー」
「「……」」
オーブの影の軍神からの返信に二人は無口になる。これはキラ達は知るのは後になる話だが火星にて希少鉱物の鉱脈が発見され調査の段階であるが埋蔵量がかなりある、地球圏のどの勢力も欲しがる……それは“NJCのベースマテリアル”、地球圏では大西洋連邦が独占しているが……ミナは使節団を派遣した火星圏コロニー首脳陣の思惑を理解する事になる。




「で、このドレスどうされますか?」
曰くつきになったウェディングドレスを手にしたマユはカガリに尋ねるが本人は頭に血が上っている状態だ。
「捨てるにも無礼になるし、そうだ東アジア共和国の日本エリアにある神社でお祓いしてもらおうか?」
「かってにしろ」
場が持たないので冗談も言葉を選ぶ。今の彼女は士官服を着用している……。




「アスカ准尉、この先大変な事になるが本当にいいのか?」
「はい、ミナ様から各氏族の資料を閲覧してますので……ヤマト准将やラクスさんは“アスランなら適任”って言ってましたから……」
「あいつわぁああ!!!」
カガリはそのまま部屋を出て艦橋へと向かう、今アークエンジェルは潜水航行をしており船体がスリムではないので航路が限られる。水中MS対応する為にアストレイブルーフレームのユーザーが設計したスケイルモーターユニットをストライカーパック化したモノを搭載しマユの機体に装備し調整している。キラはその作業をしておりコクピットに座っていた。
「キラ!!」
「カガリ、アキダリアは出航した……領海外で地球連合の特殊部隊と思われるガンダムと下級氏族五名が乗る連合のMS五機と戦闘になっている」
「!!!」
カガリはキラが持つ端末に表示された顔写真を見て思い出した、五名の事は知ってはいた。セイラン家の大失態で動いたのだろう……何れも軍に身を置きMSパイロットして即戦力である。
「ザフトからオブザーバーが参加していたな、搭乗機は確か」
「ーバグゥハウンドだ、バクゥの改修型でウィザートシステム対応でケルベロスウィザードがあるー」
キラもスペックを見たがあの時バルトフェルトがこの機体を使用していればストライクが修理不可になっていた恐れもあると呟いた。
「バルトフェルト隊長」
「ーあ〜言いたいことは分かるが軍は心配はない、裏コードが発令されたからな、セイラン家の命は実行されないさー」
カガリは唖然とするがミナとしてはオーブ本国を本来の姿に取り戻す算段はあるのだろう……。


数時間後、ターミナルを介した通信にてナタルとモーガンと通話が開始した。夜間と逢って海上航行をしている。
「ー非常にスカッとしました、准将ー」
「ージェーンがエドに“結婚式の時にやりたい”って迫って大変になっているけどなー」
モーガンも結婚式の中継を見ていたので唖然となったが相手がフリーダムならハイペリオン一号機を相手した方がマシに思えた。オーブ軍も災難だが実戦に近い演習と思っていれば御の字だろう。
「バジルール艦長、柔らかくなりましたね」
キラが訪ねると少し表情が和らぐ、副長時代はピリピリした感じが多かったのだが……。

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