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機動戦士ガンダムSEED Dα 閃光の少女
その他リレー小説 - 二次創作

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機動戦士ガンダムSEED Dα 閃光の少女 17

シンのインパルスにとりついたのが“GATーX303AA ロッソイージス”、イージスにウィングユニットを追加して四脚型MA形態も変形可能にしたモデルだ……イザークとディアッカも初めて見るが直ぐに別物と分かる。
「「ー速い!ー」」
アスランもミネルバのCICのモニターに釘付けになり、カガリは見守るしかない。
「シン!スキュラを喰らえばインパルスもひとたまりもない!」
あの時スキュラを放つ前にイージスのフェイズシフトが作動停止したのは助かったと思っている、それほど電力を消費していたのだ。
「ーちっ!ニコルのブリッツとは別物か!!!ー」
ドミニオンの方も手一杯だ。アスランはイラつく、ザクで何が出来るのか……。




シンは外部からの激しい衝撃で体が揺れコクピット内にある小物入れから妹が持っていた携帯電話が宙に浮いた……その時着信の音が鳴り自然と通話モードになる、マユが設定したままの状態だ。

   ーお兄ちゃん!うごかないで!!!!ー


その声にシンはハッとした瞬間、更に強い衝撃が襲いインパルスを捕まえていた巨大なクロ―を持つMAが大破していたのだ。シンは直ぐにインパルスを操作し間合いを取るも背後に巨大な腕を持つネロブリッツが見えたがその機体も対艦刀が貫いた。よく見ると別のブリッツが見える……肩にあるパーソナルマークを見てアスランは振り向くとカガリの表情がムッとする。
「あの機体は……代表のストライクルージュ?」
カガリの機体は何かとマスコミに露出しているのでデュランダル議長も知っている。
「いや、ストライクルージュadvancedだ……予備機になっていたがあるオーブ士官に任している」
カガリは通信インカムを手に取る。
「バリー.ホー!説明を求める!!!!」

「当該機に着艦許可を与える」
タリアの判断にカガリは頭を下げる。


「バリー.ホー二佐です、着艦及び乗船許可を感謝します」
「ドミニオンのクルーを救った恩人を一目見たいと思ってね……さて誰の命令で動いたかな?“アメノミハシラの女傑”の命なら納得はする」
デュランダル議長の言葉にアスランもカガリも頭を抱える、あのお方なら自ら来る事もありるからだ……。
「答える事は求めてない、さて拳神はこの一件をどう見る?」
「連合の強硬派と見てます」
彼は先の戦争、後年“C.E.71戦争”と呼ばれる事になる戦争後は世界中を見て回った……南米では独立戦争に巻き込まれたが性格上南アメリカ合衆国軍の義勇兵扱いで参加しダガーで徒手格闘技した猛者である、監視役であったザフトにもそれなりに知られており試作型ザクがジャンク屋組合が開発/製造/販売した民生MS“レイスタ”に蹴られた事も議長は知っているのだ。
「ふむ、連合陣内ではMS開発は成功している事はドミニオンに搭載されたガンダムを見れば分かる。また戦争を起こすと見ているのだな」
「残念ながら、アズハ代表の気持ちは理解できます……連合はオーブを完全に引きずり込むでしょう」
「……ほう、セイラン家の手の中と言う事かね?」
ホーはニッとする。
「それが出来ないのがセイラン家の次期当主だ」
アスランもホーにここまでリップサービスされると困るのだが……最もマユはとんでもない方法でシンを揺さぶって来たと分かった。後はカガリをどう宥めるか……。
「……で、この後どうするかね?」
「ミネルバの護衛に当たります……ご心配なく既に母船が航路上の安全確保をしてます」
イズモ級でどんな魔法を使ったのかは探らない方がよいだろう……モーガンは何となくだがオーブもMA開発を進めつつも次世代機も開発している、ストライクルージュadvancedはカガリが乗るストライクルージュとは異なり多彩な装備を持っているのは情報部からの探りで分かってはいた……。
「ー中佐、あれはー」
「新型のストライカーパックだ、恐らく超長距離巡行用のな……」



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