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機動戦士ガンダムSEED Dα 閃光の少女
その他リレー小説 - 二次創作

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機動戦士ガンダムSEED Dα 閃光の少女 15

カナードの腕前はモーガンも一度だけ戦闘した事がある、ハイペリオンで無くとも105ダガーにガンバレルを装備してなかったらこの場に居なかった。
「あの機体に関しては持ち出された時点で用済みになっていた」
「話を戻すが連合は未だに強化人間を使っているのか?」
「……肯定は出来ない、ユーラシア連邦政府や軍にも大西洋連邦と親しい一派が居るのも事実、だが中佐が慕う将校一派は反大西洋連邦派だ、ジョシュアに派遣され難を逃れた将校も居る。強化人間に関してはそちらの情報部もある程度は掴んでいるのでは?」
「否定はしないさ、私も本職上気になっている事だ……」
遺伝子学者としては興味はあるのだろう……。



レナはヴェルテバスターガンダムUに搭載されたコンプリートセンサーで宇宙を見ていた。ミラージュコロイドを使ってくる相手ならユーラシア連邦はアルテミスにブリッツガンダムを侵入された原因を調査しミラージュコロイドを探知するセンサーを開発、これを換装装備にしたのだ。
稼働時間延長を図るためにドミニオンには給電ケーブルに対応したコネクトを増設した。ウェルデバスターUにストライクコネクトを装着させたのはライトニングストライカーUを装備させ電力を喰うコンプリートセンサーを使う為だ。如何にアルテミス内でブリッツに蹂躙された事がユーラシア連邦政府や軍上層部の衝撃が分かる。
「ビンゴだ、ルーキー……」
「「「ー了解ー」」」
レナは新人三人が生き残れる相手なのか不安になるが、ブルーコスモスの過激派思想連合軍なら使っている機体も同じである可能性もある、彼女の博打だ。

「思ったよりも速かったな」
「ーいや、揃ったからなー」
ランチに乗るナタル艦長の言葉にモーガンは納得しつつも対応する。傍にはソードカラミティとフォビドゥンブルーがスタンバイしていた。接近戦ならこの二機でも十分だ。
モーガンが乗るウェルデバスターUには手持ちの火器としてシュツルムファウストが握られていた……ミラージュコロイド対策としては意味が無いようにする……その答えがコレだ。戦車乗りとしてのスキルがここで生きるとは……モーガンの眼は見開く。
「そこだぁあ!」
シュツルムファウストからハイマニューバの噴射煙が噴き出し弾頭が分裂して蛍光イエロー塗料が降り注ぐ……コロニー用ペイントだ。それが付着しMSが姿を見せる。
「ふん、ブリッツの量産型か……」
ユニウス条約違反機体だ、モーガンとしては生け捕りしたいが今はアズハ代表とデュランダル議長の安全を図る事を第一にする。
「ーアレミューレリュミエール展開!ドミニオンが盾にする!ー」
これにはタリアもトワイライトの艦長も驚く……その直後にミサイルが飛んでくるがドミニオンのアレミューレ.リュミエールで全て防ぐ。
「ー稼働時間に制限時間があるー」
「そのようね、ミネルバ全火器セーフティ解除!」

母船が有る筈だ……幾らNJCがあるとは言え核をポンポンと放つ事は出来ない、NJCの製造には特殊な環境を要するので中立組織のジャンク屋組合の監視が常に入る。更にNJCにより核弾頭が火星圏まで航行する手段として放出された時期もあるので使ってくる可能性もある……。
「あれは……アクタイオンの改修機種か!」
ヴェルテバスターガンダムは初期型であるが使い慣れているのか早い……だがモーガンのヴェルテバスターガンダムUはライトニングストライカーαを装備しており機動性に関しては利がある。ドミニオンから接続されている電力供給ケーブルをパージして迎え撃つ。
「ノワール、ブル……ちっロッソやネロまでそろえてやがる」
書類ではしってはいたがモーガンは残りの四機を見るのは初めてだ。
「ミネルバ!インパルスを出させるな!狙いはインパルスだ!」
「ー!!!ー」
「ーなるほどなぁ、イージスはストライクを捕まえた事がある……ー」
エドはある程度は把握していたがそれをよく知っているのがアスランだ。
「アスラン」
「イージスの改修機……まさか、議長ザフトもイージスを模した試作機があるのでは」
デュランダル議長は口元が緩むと言う。
「君が使用したジャスティスと同じ時期にリジェネレイトって言う試作機が存在した……いってみればインパルスと同じ分離合体機構を持つ機種だ、そこにいるトワイライトが母船になっていた事もある……しかしある赤服によりその機体はジュネシスα所属機体になった」
「どうして投入しなかったのですか?」
「大変な偏狂者でね……規格外のジャンク屋とある凄腕傭兵らにより連合の勢力圏に漂流している」

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