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機動戦士ガンダムSEED Dα 閃光の少女
その他リレー小説 - 二次創作

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機動戦士ガンダムSEED Dα 閃光の少女 14

その時の光景を見た本音を他人に話したのはエドが最初だ、彼もまた先の戦争や南アメリカ合衆国独立戦争にて対艦刀で幾度かコクピット直撃をしているのでディアッカの本音には考えさせられる事もあった。インパルスに対艦刀を用意させたのも……。
「ミラージュコロイドを使ってくる事を想定して専用のセンサーも持って来ているが解析には時間が掛かる……エドが艦に張り付いてくれ」
「だからってソードカラミティまで使うって言うのは」
「シン……敵は理屈が通じない人間だ、家族を奪った連中かもしれないからな」
「……」
レイの言葉にシンは言葉を失う。




だが、レイは妹のマユが生存している事は把握はしていたし議長も本職の関係上知っている……だがシンは死んでいると認識している。医者によればPTSDによる記憶障害の可能性もあるが日常生活に問題は無く、ザフトも戦争後の人材確保の為に少々問題がある人でも受け入れた。
「(さて彼女は来るかな……マユ.アスカ)」
デュランダル議長は滓かに口元が緩んでいた……レイはキリっとした表情になる。全くこの方は……襲撃事件を利用して各国の探りを入れる腹だ。
ここまでして餌をばら撒いたのだ……喰いついてくれないと困ると言う表情だ。
「議長、ドミニオンです。内火艇とMSも展開……バスター系の機体です」
「MSハッチを開け……」
メイリンの言葉にタリアは直ぐに指示を飛ばした。



「ドミニオン艦長、ナタル.バリルール少佐です」
「ミネルバ艦長、タリア.グラディス……貴官らを歓迎します」
「早速だが、エドワード.ハレルソン少尉の保護を感謝します……」
「南米独立の英雄を一方的に戦犯扱いにするのは少々気が引けてね……こちらとしては良い刺激さ」
モーガンもデュランダル議長の巧妙な言葉使いに感心した。流石遺伝子学者は博識がある……。
「エド〜〜〜」
「ジェーン、本当に悪かった。ほらプラントだしさ……手紙もだせないし」
ジェーンはエドに詰め寄ったので彼は抱きしめた。
「……白鯨か、本当に女性だったんだな」
「荒々しい戦い方だったからな……元居た部隊を壊滅させたザフトの部隊は既にアークエンジェルによって壊滅されていたしな……」
モーガンの言葉にミハイルは驚く、マーレもあんなMSパイロット相手によく生きて帰れたな……本当にドクターストップさせて正解だ。


「確かに、ドミニオンは前の戦争はブーステットマンと呼ばれる薬物統制強化人間をMSパイロットして使ってました。搭乗機はこの三機……」
ナタルは手持ちのPDAを操作してミネルバ艦橋のメインモニターに投影した。
「あの時撃破した機体じゃないか」
「ああ、レイダーか。ドミニオンに搭載された奴はサブフライトシステムをオミットされたモデルだ」
イザークの言葉にエドは説明をする。
「混戦状態でいつも以上に興奮して薬物投与のタイミングを逃した……三人ともな」
その為か三人の管理に関与した何人かの軍人や科学者はジャンク屋組合を利用して亡命している……。
「では、今回も使っていると言う事かね?」
「そうみて間違いないでしょう……ユーラシア連邦は使ってませんよ、酷い目に逢っているようですね」
「カナード.パルス、元特務部隊XのMSパイロット……今は傭兵部隊Xの隊長でもあるがね。相手にするなよ……使用機体は」
「ドレットノードか……ザフトXナンバーのファーストガンダム」
議長の言葉にモーガンも頷く、ゲイツのボディを流用したがNJCやらドラクーンも搭載していたハイエンドモデルだ。

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